こんばんは!
本来であれば、本日はKATOのHO D51 標準量産形を「祝!入線」でご紹介する予定だったのですが、予想外の不良品引き当て(詳しくはコチラ)の為、別の話題をw
2週間ほど前に届いていましたが、放置プレーしてしまっていたJoshinからのお届け品を開封しました。
最近は動作確認などの必要が無いものはついつい未開封のまま、放置してしまいますが、本日のHOのD51を考えると、まずは開封した方が良さそうですねw
中身は私の鉄道以上に情熱を注いでいる「バキュームカー趣味」の商品で、トミカのビンテージコレクションでバキュームカー仕様のマツダ「E2000」です。
こちらは全くノーマーク状態で、4月12日に偶然、ネットで発見し、さらにJoshinWebを確認すると定価4400円のところ、33%引きの2960円(送料込み)で特売されていました。
特売の期日は、翌13日だったので、慌てて注文したのですが、特売は何度も延長されており、現在も2960円(27日まで)となっています。
そんなに売れていないのでしょうか・・・27日までの特売もまた延長されるのでしょうかw
早速、開封してみますと、1枚目の様に箱のタブに「応募券は反対側です」の文言がw
そして反対側から開封してみると「4点」の文字が・・・いったい、何のポイントなのでしょうか??
ネットで調べると10,30,50点でキャンペーンに応募してオリジナルグッズやトミカを抽選でもらえるようですが・・・
さすがに当線区では10ポイントを集めるのは至難の業かと・・・(あらゆるバキュームカーを発売してくれれば別ですが・・・でも箱はあまり切りたくないし・・・w)
中身の保護材は通常のトミカのビニール袋と違って、プラ成型のインナーケースでした。
ちゃんとバキュームカーの真空消臭管が折れないように成型されています。
さすが定価4400円のお品ですw
バキュームカーは各自動車メーカーが生産しているのではなく、車体は各自動車メーカーで荷台のタンク類は別会社で架装されているのが一般的です。(現在はモリタエコノスがバキュームカーの装置を各自動車メーカーのトラックに載せていますw)
このマツダのE2000は1964年1月にマツダの前身である東洋工業(1927-1984)から登場した2トン積みのキャブオーバー型トラックです。東洋工業としては初の4輪トラックとD2000の後継機ですが、横4灯のヘッドランプを採用し、キャビンスタイルは近代的になっています。エンジンはD2000かと同じ水冷直列4気筒1985ccのディーゼルカーで、最高出力は81psです。
そんなマツダ(正しくは東洋工業w)のE2000がバキュームカーとなった姿をトミカ・ビンテージで製品化してくれました!
1枚目の正面はD2000のボンネット型のキャビン、横2灯からセミキャブオーバー型のキャビンと横4灯に大きく変化しており、近年のトラックに近い構造となっているのが、模型でも再現されています。
2枚目は後方からですが、バキュームカーのタンクが載っており、積載メーターやホースなどの機材もしっかりと再現されています。
サイドビューです。ちょっと暗めですが、青一色のボディに「浄」(〇かこみ)がアクセントを入れてくれました!
ホースはタンク上部にリールが付いているので、リールの無いバキュームカーと違って、ホースによるゴチャゴチャ感は少なめです。
個人的には「リール有り」のバキュームカーが好きなので、今回のマツダE2000は、まさに「ずっきゅーーん♡」ものですw
1枚目は上から、2枚目は下側です。
バキュームカーの上からはなかなか見ることが無く、私はかなり昔に会議室(2F)から偶然に見かけ、会議の開始にも関わらず熱写してしまったことが・・・w(詳しくはコチラでこのブログにはリアル・バキュームカーを手に入れようとした私と嫁の攻防も記録されています・・・懐かしいw)
今回は模型を手に入れたことで、いつでもバキュームカーを上から眺めることも可能となりました!(下は・・・普通のトラックと同じなので・・まぁ・・・w)
今回は4輪の大きめバキュームカーの模型を手に入れることができたので、キハすきすきのバキュームカーコレクションを改めてご紹介しておきたいと思いますw
バキュームカーの模型等は意外と少ないので、鉄道模型と違って、あまりお金が掛かりません。ただ数も少ないので、ヤフオクなどでレアなものが出ると、私と同じ「バキュームカー愛好家」と競るので値段は上がりそうですが、絶対的な愛好家が少ないのか、今までにトンデモナイ値段になった記憶はありませんw(まぁ、どこからがトンデモナイ値段かは主観的なのですがw)
こちらは2012年に発売されたマツダT2000(衛生車)で、マツダE2000と同じ、トミカ・ビンテージの商品です。
定価は2090円とE2000と違ってかなりお値段が安く、2枚目のポイントも2点です。
13年の時を経て、トミカ・ビンテージのバキュームカーは倍以上のお値段となってしまいましたw
商品名はバキュームカーではなく衛生車になっていますが、オート3輪の時代は衛生車と呼ぶのが一般的だったのでしょうか?
こちらも同じようにプラ成型のインナーケースでしっかりと保護されています。
そしてこの車両には2枚目の下に写っている銀色のバケツも付属しています。
このマツダ(正しくは東洋工業)のT2000は1962年に元となるT1500からエンジンの排気量を2.0Lに拡大して登場しています。
オート3輪で、前から見ると1輪なので不安定そうな感じですが、後ろは普通のトラックと同じ2輪となっています。
私はオート3輪が走行しているのはYouTubeなどでしか見たことはないのですが、大阪守口出身の母は「よく交差点でオート3輪がこけて、それを信号待ちしている歩行者が数人で起こしてたのよ」と語っていますが、恐らくマツダのK360やダイハツのミゼットMP5のような小型と思われます。
さすがに愛知機械工業(元日産のグループ会社)のヂャイアントや東洋工業のT2000あたりになると、後輪の幅も大きいので、簡単にはこけないと思います。(仮にこけたら、歩行者数人で起こせないでしょうね・・・ヂャイアントで1t、T360で500㎏ほどです。)
それと、もしバキュームカーのT2000がこけたら、ドエライことにもなりそうですw
模型では2枚目の通り、小さな銀色バケツが付いていますが・・・どこに付けるのでしょうか・・・見た感じ、引っ掛けるところが無いのですが・・・
同じくサイドビューです。
こちらもリール有りのバキュームカーなので、ホース類は意外とすっきりしています。
トップとボトムビューですw
トップは先頭部分にちょっとだけ1輪がはみ出しているので、辛うじてオート3輪であることが分かります。
こちらもリールが上から眺めることができますw
そしてよく見るとキャブの屋根はちょっと色合いが違いますが、どうやら屋根はキャンバス仕様になっているようです。ただオープンカーの様に開け閉めができるのかは分かりませんが、オープントップのオート3輪もかっこいいですね!(しかもバキュームカー仕様だとなおさらですw)
サイズ的には鉄道と比べるとHOであり、TOMIXのキハ40(首都圏色)(詳しくはコチラ)と並べてみました。
パッと見はイイ感じなのですが、HOは「1/80」で、トミカ・ビンテージは1/64なので、合いません・・orz
鉄道模型とミニカー模型の世界はサイズが適合していないのですね・・・この為、HOのミニカーは鉄道模型のメーカーが別に出しているのも実状であり、これが元から同じスケールならジオラマの世界ももっと広がったと思うのですが・・・
日本のNもジオコレが1/150で出していますしね・・・
お次はトミカです。
こちらはトミカミュージアム公共車館の箱付きと箱無しジャンク品の2種類を所有しています。
2枚目は箱のタブですが、トミカ・ビンテージと違って、ポイントは無く、代わりに「盲導犬マーク」と「このマークの付いている商品は、目の不自由な方々にも楽しんで遊んでいただけます。」との文言がありました。これは一般社団法人「日本玩具協会」が制定している取り組みです。(ちなみに聴覚障害の方々向けには「うさぎマーク」があります。)
なのでこのバキュームカーは危険な突起などが無いので、安心して万人が楽しめるバキュームカーのグッズとなっています。
どちらも同じ車種で、TOYOTAのダイナです。
ダイナは初代が1957年に登場し、「力強い、動的な」などの意味を持つ「ダイナミック」から「ダイナ」と命名されています。
あまりトラックは詳しくないのですが、キャブやグリル、4灯の形状とメーカー名の位置をみる限りでは1969年から登場した3フ代目と思われます。
箱ありの方は光の加減から銀メッキパーツが劣化しているように見えますが、ボディの塗装も含めて新品同様です。
ジャンク品の方は普通に遊ばれていたようで、塗装の剥げや銀メッキ部分も劣化が激しく見られています。
そして後ろ側もジャンク品の方はタンク下部のパーツが割れて破損しています。(トミカの部品欠けは、ある意味「子どもにたっぷり遊んでもらった名誉の破損」ではないかと思っています。)
側面は時代や許諾の関係から、ジャンク品はドアに銀杏のマークと「公共清掃事業」の表記のみですが、新しい方はタンクに「東京都清掃事業」と自治体名が入っています。
そして裏面はジャン品の方は「Made in JAPAN」で、相当古く、貴重な存在です!(新しい方は中国製(1994~2008)で、現在はベトナム製(2008~)となっています。)
お次はトミカから離れて、株式会社「六健」という会社が企画、販売したバキュームカーのチョロQです。
箱を見ると「昭和レトロシリーズ」とあり、バキュームカーは①となっています。他にネットで調べると②にミキサー車がありましたが、それ以降は見つかりませんでした・・2種類で終わってしまったのでしょうか・・・にしても1番目にバキュームカーを持ってくるとは、何をしている会社か知りませんが、「素晴らしい会社」です!
バキュームカー架装の大手であるモリタエコノス(バキュームカーだけでなく救急車、消防車などの特殊車両の架装メーカーです。)とトヨタ・ダイナのロゴが許諾を取っている証拠として箱にメーカーのロゴが入っています!
こちらのダイナは2代目で1963年に登場しています。
本当か確証はないのですが、初めて国内でトラックを4灯化したのが、TOYOTAの2代目ダイナらしいです。(この翌年に先ほどのマツダE2000が発売されているので、一足、ダイナ2代目の方が早かったのかw)
チョロQなので、かなりデフォルメされていますが、ダイナ2代目の特徴をしっかりと捉えており、バキューム装置もイイ感じで搭載されています。
サイドとボトムビューですが、上からを撮り忘れましたw(ちなみにリール部分はホースが色分けされており、よく出来ていました)
チョロQなので後輪がデカいのですが、これがまたバキュームカーには元々ない「かわいらしさ」に繋がっており、バキュームカーに興味が無い方でも、手に取って見たくなるのではと思いますw
お次は何回か当ブログでもご紹介しているTomyTec(ジオコレ)の「カーコレクション」です。
2008年1月にブラインドパッケージで発売されていますが、私はかなり後にヤフオクと亜鉄社(詳しくはコチラ)で入手しています。
こちらはベースのトラックは全て、いすゞ自動車のエルフで、グリル、ヘッドライト周りを見ると3代目でしょうか・・。
左側の二つはブラインドパッケージのバキュームカーで、右端はブラインドパッケージの翌年にカーコレ基本セットE1として発売された物のバラシ品ですが、真ん中の色違いです。
前は同じですが、後ろから見ると右側二つはリール無しのバキュームカーなので、ホースはタンクに巻かれています。
今までは全てリール有りでしたが、初めてリール無しが登場!(実車はつど人力で車体に巻いていたと思うと、大変だったでしょうね・・)
サイドビューとボトムで・・・またトップを忘れてますねw
リール無しの方はホースがちゃんと黒で塗り分けられていますが、リール有りの方は残念ながら、リール内の巻かれたホースはタンクと同じ色になっています。(さすがに1/150となると、手塗りするしかないのでしょうね)
お次は津川洋行のバキュームカーです。
こちらはケース入りをあちこちのリサイクルショップで発見しています。(詳しくはコチラ)
ケースは2枚目の様にディスプレイ台を兼ねたベースと透明のカバーの2分割式で、開封しようとすると、裏に貼られた津川洋行のシールを剥がす必要がありますが、経年でキレイには剥がれず、白はカッターでシールを切って開封しました。
そして車両はさらにビニールで圧着密封されているので、破らないと取り出すことはできません。(今のところは白も袋は未開封のままです)
この青は先ほどの亜鉄社で開封品として売られていたものです。
ケースには特に車種は掛かれていないのですが、フロントグリルがセンターで分割され、ウインカーがヘッドライトの上についているのは、いすゞのエルフ(2代目)ではないかと思われます。(買う賞は有りませんが・・・)
こちらはホワイトメタル(錫、アンチモン、銅、鉛などの合金)製でキャブは透明のプラで窓が表現されています。
塗装はシンプルでヘッドライトとテール、ホースのみ塗り分けられています。(テールの片方は剥げてますねw)
サイドとボトムビューです。
2分割構造でトップに窓ガラスパーツを入れてからボトムパーツを接着していると思われ、分解は出来ません。
そしてドアには「清掃局」のシールが貼られていますが、文字以外の透明部分が目立ち、しかもすぐに剥がれてしまいそうな感じですw
ホースも黒に塗られていますが、軽く上を塗っているだけなので、タンク近くは塗られておらず、結構目立ちます。またリール有りですが、上を見てもリールに巻かれたホースの再現はなく、まっ平らな状態です。(さすがに金属では細かい表現は難しいのでしょうね・・
ちなみに現在でも青(NC-66)白(NC-67)は存続しており、定価1320円で販売されています。(緑は津川洋行の公式にもないので、廃盤になったと思われます。)
最後はグリーンマックスのストラクチャーシリーズNo.51「ふそう集塵車&バキュームカー(各2台入り)」組み立てキットです。こちらはヤフオクかメルカリで安く手に入れた記憶が・・・(詳しくはコチラ)
表はキットのパッカー車とバキュームカーが働いているイラストが描かれており、裏は説明書になっています。
キットにはパッカー車とバキュームカーが2台ずつと、ジオラマ用の小物(ゴミ箱、看板、道路標識等)も入っています。
キットは未塗装で安いプラモみたいな感じですが、デカールは細かく、また2枚目の様にホースはゴムが付属し、キャブと窓ガラスパーツは別パーツになっています。(お値段は定価で1500円と書かれていましたので、ちょっと高めですけど、納得できる範囲ですね)
説明書のイラストやキャブパーツを見ていると三菱ふそうのキャンターでヘッドライトが四角いので1980年ごろの車両と思われます。
このキットは無塗装なので、組立後に好きな色に塗装ができ、たまにヤフオクでメタリックカラーに塗装された完成品がふっぴんされています。
最後は模型ではなく、書籍です。
タイトルは「バキュームはえらかった!-黄金機械化部隊の戦後史-」というタイトルで1996年に発刊されています。
中身は戦後のバキュームカーが登場する前の糞尿回収の歴史、バキュームカーの開発と運用や昔の糞尿の海洋投棄などについて触れらており、さらに現地ルポとして同行取材の様子も掲載されており、まさに「バキュームカーのバイブル」と言ってもよい一冊であり、この本以外にバキュームカーを語る書籍は無いのではと思っています。
それが1枚目の様に帯の付いた状態で、ヤフオクで半額くらいで手に入れて、私の手元にありますが、暇があると内容を覚えていても、ついつい読みふけってしまうほどの愛読書ですw
ちょっとだけ中を紹介しますと1枚目はし尿処理費用の推移を表にしていますが、真空車(バキュームカー)が登場する前は手汲み取りで昭和24~31年の平均値は1石(180L)で190円前後ですが、昭和27年にバキュームカーが登場すると当初は手汲み取りと40円程しか変わりませんが、その5年後には96円となっており、バキュームカーと処理場の普及が一気に進んだことが分かります。
2枚目は同行取材のルポで写真が数枚、掲載されています。
この書籍は購入前は「写真がたくさん載っている写真集的な本」と思っていましたが、写真は200ページほどある中で数枚程度でバキュームカーは3枚だけです。あとはひたすら文字と表だけです。当初は残念に感じたのですが、読んでみるとバキュームカーの仕組みだけでなく、その開発秘話や担当者のし尿汲み取り、処理の苦悩などがしっかりと学べる一級品の資料でした。
今でもたまにネットで中古本が出てきて、値段も定価1400円より数百円程度の上乗せで売られていることもあり、気になる方はぜひともお手に取ってみて欲しいと思います。(ていうか、こんな素晴らしい本を再版しないとは・・嘆かわしいっ!!)
ということで、本日は現時点におけるキハすきすきの「バキュームカー趣味」について、まとめてみましたw
こんなに長々と・・・すみませんでした・・・m(. .)m
もはや、「キハすきすき」ではなく、「バキュームカーすきすき」ですねw
でわでわ
JoshinWebから抽選販売のメールが・・・何かと思えばGeForceのグラボでした・・・
しかしお値段が・・・・
579800円!!!!
こんな値段でも抽選になるほどの引き合いがあるのか・・・・
ゲームをするのに、ここまで金を掛けるのか・・・と思いましたが、私も鉄道趣味(模型、資料、修行等w)にどれだけ金を使っているかと思えばお互い様か・・(でも互いに理解はし合えないのでしょうねw)
そう考えると「バキュームカー趣味」は本当にお金が掛からない・・・ただ鉄道と違って実物が買えそうな範囲なので、ある意味、危険なのですが・・・10年ほど前に本気で悩んだことが・・・(詳しくはコチラ)
でわでわ
バキュームカーで検索すると色々と出てきました。まだ持っていないものもあり、ちょっと気になってしまいましたw