ローカル線 山口線の旅(4) | キハでGo!

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こんばんは、今日もよい天気で、実家からあちこちと歩き回った結果、軽く熱中症になったのか、水分補給→下痢を繰り返し、ようやく落ち着きました。そんなにキツイ感じはしなかったのですが、家についてからの体の火照りは強く、これが熱中症かと勉強になりました。

さて、SLやまぐち号で徳佐駅に着いた私は、ひとまず昼食をとることにしました。ススで汚れたビニール袋には・・・
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山口の名物駅弁であるふく寿司です!パッケージイラストは真ん丸のふぐイラストで中はちらし寿司ですが、ふぐの白身と皮の酢漬けのふぐはもちろん、うにくらげやエビ、しいたけなどの入った豪華散らし寿司です。
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昔は写真の様なプラスティック容器に今よりももう少し豪華な内容の散らし寿司が入っていました。調べると、元々は下関のお弁当会社が作っていた「下関寿司」が元祖なのですが、不景気か何かで倒産し、駅弁そのものがなくなっていたのですが、数年前に広島の駅弁会社が復刻、販売させたのが今回の昼食となった「ふく寿司」です。容器は元祖は蓋もプラスティックであとは小物入れに使えそうですが、今の「ふく寿司」は紙製蓋に薄いプラ性の箱なので、あまり保存には向きませんが、ひとまずはもって帰りました(笑)「下関寿司」の弁当箱を探すのですが、なかなか出てこないので、今後もヤフオクなどで探してみたいと思います。(写真は数年前に食玩で発売された駅弁シリーズの一つで、良く出来ており、気に入ってます)

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食後は駅舎確認を後にして、ひとまずは駅から徒歩10分ほどの「ラティス橋」を見に行きました。
本来であれば、ここでSLを撮影する予定でしたが、今回は橋のみになりました(笑)
ラティス橋の特徴は2枚目が分かりやすいのですが、鉄材を格子状に汲んでいるのが特徴で、大きな鋼材の入手が難しい地域ではこのように格子状に鋼材を組んで強度を確保して橋を架けており、国鉄でも採用されていた掛け方です。施工が簡単で、費用が安い割りに頑丈な強度を持つ橋だそうです。またこの「ラティス橋」は現在、ここを含めて3ヶ所しかない貴重な鉄道遺産でもあります。ここでC57と撮影できればもっとよかったのですが・・・w

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そして徳佐駅ですが、大正7年開業の駅で、建物も木造駅舎です。正面入り口などはアルミサッシなどになっているも、柱には昔の駅名立て札がかけてあり、所々にノスタルジーを感じさせます。

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そして駅舎から少し離れた位置にトイレがありますが、看板も国鉄色がにじみ出ており、なんらかのオーラを放っていたので、確認しました。男女分けが無く、共用なので、利用時は「キャー」されないように注意が必要です(笑)入るとすぐに男性用の立位小便器がありますが、利用客が少なくなったあおりでしょうか・・・2つほど撤去されています。そして大便器は田舎のお約束である「ボットン便所」でした。
なかなか趣のあるトイレであり、記念に小便器にて排泄させていただきました。

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徳佐駅は島ホーム式の複線で3枚目の写真のように島ホームの跨線橋から右側にある駅舎に向かうタイプの駅で、空から見ると跨線橋がL字型になっているのが特徴です。駅舎は1枚目のように昔の改札口が残っていますが、現在はそこに切符回収箱がぶら下がっており、各自で切符を入れます。ただ無人駅ではなく、9時5時なのでしょうか簡易委託駅として地元の住人が切符の販売を行っています。

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ここにも国鉄時代の復刻駅看板があり、いい味を出しています。そしてキレイに塗られた跨線橋はよく見ると線路上の部分には鉄板が張られており、これはDCや蒸気機関車が下を通過する際に煙や蒸気が直接木製や金属部分にあたり、腐食しないように工夫されているようです。
 


そして動画は徳佐駅に停車したキハ187のスーパーおき4号の津和野行きです。相変わらずの「のっぺりフェイス」ですが、GWの繁忙期仕様で3両編成になっていました。停車はしましたが、乗る人も降りる人も無く、さくっと発車しましたが、さすがに馬力があるのか、あっさりと加速していきました。

そこから10分ほど経過し、私が待っていた「スーパーおき3号」が入線し、徳佐駅に別れを告げ、初のキハ187系の乗車となりました。
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指定券は先頭の1D席でかぶりつきシートです。運転席の反対側なので、走行中は景色をしっかりと堪能できました。走行動画も撮影でき、とても楽しむことが出来ました。そして外でみた発車はやや爆音傾向でしたが、車内はエンジンの位置もあると思うのですが、意外と静かで快適でした。ただ山口線なので振り子機能は使用していないのが、やや残念でした。こればかりは違う路線で体験するしかないです。

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そして乗った「スーパーおき」は石見キャラクターラッピング仕様で「しまねっこ」が先頭と接続部分に大きくあり、側面は島根県のゆるキャラと景勝地の写真で飾られていました。そしてこの「スーパーおき4号」も繁忙期仕様で3両編成でしたが、一番後ろはノーマルキハ187で写真の通り、接続部は島根県の県花である「ぼたん」イラストがありました。(島根県もこの車両にお金を出しているので、このイラストが入っています。ちなみに鳥取を走るキハ187「スーパーまつかぜ」には梨の花が入っています。)

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この後ですが、まだまだ山口線を堪能するため、新山口に着いた私は一旦、改札を出て、再び、乗車券を買い、停車していたキハ47に乗り込みました。
もう少し続くこの山口線の旅・・お付き合いください。
でわでわ



新山口発のキハ47は大半が山口止まりで、その先は乗り換えになります。
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山口駅ではその先を行く列車として宮野行きが停車しており、なんとレノファラッピングのキハ40でした。先頭は首都圏色のキハ40でしたが、当然、レノファに乗りましたが・・・中は全く同じでしたwしかし発車までに時間があったので・・・


停車中ですが、特に制限は無かったのでキハ40トイレットを楽しみました。しかし水分補給をマメにしているとはいえ、SLやまぐち号のオハ12、徳佐駅のトイレと立て続けでしたが、そこは何とか気合で出しておきました。
水を流すシーンですが、新幹線と違い、しっかりと洗い流す感じであり、時間が長い目でした。しかも消毒液臭のするどこか懐かしい香りのする青い水・・・これもノスタルジーですね・・・
でわでわ