キハ40 国鉄急行色 MicroAce VS TOMIX (1) | キハでGo!

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こんばんは、今日は七夕ですが、ここ2年は雨が降らず、乙姫さん、彦星さんは束の間の逢瀬をお楽しみになったと思います。近所に七夕伝説発祥の地である由緒正しい、機物神社があり、毎年、七夕の前日と当日は縁日が開催され、多くの人で賑わいます。両日とも雨が降らず、盛況だったのですが、盛況になるとクズ人間の「バイク暴走」があり、その上を行くクズが、検問を張っているのに、普通に捕まえ、追跡もせずに目の前を暴走、ノーヘルのクズ人間を通り過ぎさせる「Kさつ」です。おかげで今日は少々、寝不足気味でお仕事に行かせていただきました(笑)

さて、本日はタイトル通り、今年1月にマイクロがリリースし、その後を追うように6月にTOMIXが同じ製品をだした「キハ40系 国鉄急行色」が揃ったので、比較レビューしてみたいと思います。当然のことながらマイクロ批判になる可能性が高いので「マイクロ信者」の皆様はここでさようならしましょうw

まずはケース外観から!
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マイクロはいつもの水色ケースに青コントラストのスリーブです。
TOMIXは白色ケースですが、車両と走行エリアマップの挿絵が入ったケースペーパーとHG専用の紺色(大方、黒色)のスリーブです。比較ですが、どう見てもTOMIXの方がダントツで優位でしょう。ただスリーブはマイクロの箱状のほうが、TOMIXの両サイド空いているタイプよりは好きです。(スリーブはKATO,マイクロが良いw)

では、開けてみましょう!
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マイクロは3両専用の青ウレタンでTOMIXは黒ウレタンで車両は上のほうに入っていますが、下は別写真のようにウレタンでふさがれていますが、取り外しが可能でもう5両分のスペースがあります。
ウレタン臭はマイクロは必ず強烈な刺激臭で、長時間の吸い込みはラリってしまいそうになるのですが、TOMIXも今回は同じ刺激臭がして、匂い対決は引き分けでしたw

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ウレタンに関しては好みの問題ですが、他に新潟キハを一緒に収納したい方はTOMIXのほうが、もう5両収納できるのですが、一番上と下は機関車用のウレタンカットになっているので、少々、キハ40系ではホールド感が低いです。それに対して、マイクロは3両しか入りませんが、ケースペーパーと車両の間隔は絶妙で、専用ケース感が感じられ、他の車両を一緒に収納しない私にとっては、マイクロのほうが優位と思います。ただどちらにもいえるのですが、たった3両でフルサイズのブックケースはどうかと思います。その点、KATOのショートブックケースは好きと言えます。

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背表紙はマイクロはケースそのものに黒字でプリントされ、下部にシールで車両の正面図とバーコードが張られており、TOMIXは正面から伸びるケースペーパーで文字のみですが、TOMIXのHGストライプや国鉄色をイメージしたストライプで車両図はありませんが、デザイン的にはオシャレ感が垣間見えます。
比較すると、マイクロはシナ品質なのか、黒プリント文字はケースの凸凹したところは部分的にかすれており、シールの質も低いのか、車両図のシールは角が浮いているので、経年と共に剥がれる可能性ありです・・・
ケース背表紙に関しては上記の理由もあり、TOMIXが優位と思います。

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お次は説明書です。
TOMIXはいつものA3を二つ折りにしており、両面ともびっしりと説明分と図解があり、初心者にも判りやすい内容となっていますが、車両の写真はやや小さく、実車説明文も文字が小さめです。それに対抗してマイクロエースはA4の表面のみで、車両の写真と、実車説明文、編成図と点灯スイッチの位置図解のみで、室内灯の付け方や行き先シールの貼り方などの説明は一切無い、初心者には不親切な内容です。
それと内容以外にも比較すると、TOMIXは取り扱いの注意事項(PL法に関わる内容)は別紙の目を引く黄色の紙にまとめられており、ケースを開けると真っ先に目にしますが、マイクロはA4説明書の下部に一緒に掲載されており、日本では問題にはならないと思いますが、訴訟天国のアメリカではどんな難癖を付けられるか分からないことを考えると費用が上がってもTOMIXの対応の方が安全牌と思われます。
また基本的な比較ですが、TOMIXは紙質や印刷の質はごく普通の説明書レベルでなんとも感じないのですが、マイクロの昨今の説明書は普通のコピー機で印刷したのか?と思われるほど、紙質もざらざら感の強い安物紙で、印刷品質もインクジェットでたとえるとTOMIXが高画質印刷で、マイクロは試し刷りレベルであり、かすれや明瞭度の低さが目立ちます・・・。まあ商品の本質は模型なので、説明書で・・・とも思うのですが、安っぽい玩具ではないので、説明書はちゃんとして欲しいと思うのは私の個人的な考えです。なので説明書はTOMIXが完全に優位で、マイクロは比較に値しません。

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いよいよ、車両レビューか!と思われた方は残念ですが、まだです(笑)
付属パーツはマイクロはアーノルドカプラーとその専用スカートが一組、それに幌が一つ入っています。キハ40と48の運転台側はダミーカプラーになっているので、付け替えることで以前に発売されたキハ47新潟(赤)などを連結できますが、一組しか入っていないので、どちらかしか交換できません。そんなに高いものではないので、ダミーカプラーの数だけ付けておいて欲しかったです。幌は元々、キハ47、48は両端とキハ40は片方のみ装着済みなので、付属の一つで全車両、両端に幌が付けられます。

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それに対してTOMIXは相変わらずのパーツ量です。
多いほうが嬉しい方もおられると思いますが、それだけ自分でつけないといけないパーツが多いことになるので、私的にはどうかと思います。マイクロのようにパーツ内容はカッツ・アイしますが、タイフォンや信号炎管、アンテナ、排障器、トイレ管など、付けて置く必要のあるパーツも自分でつける必要があります。説明書には詳しく載っているので、出来ないことはないですが、特に小さな信号炎管はランナーからの切り離し、治具を使っての取り付けは老眼一歩手前の私には今後、きつい作業になるので、HGと銘打って別パーツかするのはいいのですが、付けておいてください(笑)
付属パーツの比較は多い少ないだけの判定ではなく、トータルで考えて見ます。マイクロはパーツ数が少なく、アンテナや信号炎管は装着済みですが、ダミーカプラーをアーノルド化するパーツの交換方法が説明書には全く記載が無く、経験と勘での作業を要します。TOMIXはすでに触れましたとおり、説明書は丁寧でもあまりにも細かい後付パーツが多く、リアルな走行までもって行くには一手間以上の手間を要するのはどうかと思います。まあ、手間を省くことで安くしてくれていると考えると、良いのかも知れませんが、私的には少し高くなっても良いので、付けて置いてください(笑)私は取り付けパーツの取り付けは全くと言っていいほど、していないので、過去のTOMIXキハレビュー時の写真は全てタイフォンなどは未装着で前面に穴が開いたままの残念な姿になっていますorz
なので個人的にはこの対決はマイクロが説明書の不親切さはあるのですが、パーツ取り付けをしなくても良いので、少し優位と判定しました。

今回は色んな面からマイクロとTOMIXの競作商品を比較レビューしており、少々、先日の寝不足疲れもあるので、メインの車両比較は次回に回し、本日はここまで!
でわでわ