5月5日②


海は青というより緑色に近くてとても美しい。



チュニスと郊外を結ぶこの電車は

少しだけ鎌倉を走る江ノ電を思い出させます。


小さな駅をいくつか通過し、

カルタージュ・ハンニバルという駅で下車。



まず最初の目的地に選らんだのは「ピュルサの丘」


カルタゴは世界遺産でじっくり見たら1日では足りないと書いてあるくせに

地球の歩き方に載っている地図は1ページの1/4ぐらいのサイズ。

不満。



途中一応道っぽい、でもどちらかというとけもの道っぽいところを突き進み

これでいいのかなぁと思い始めた頃にちゃんとした道路にぶつかります。

傾斜を歩いてきたわけなので呼吸も荒く運動不足を実感します。

左右どちらに進むかが問題ですが、右です。

右でわかりずらければ上り坂になっている方です。


左手に教会が見えてきたらあと少し。

ピュルサの丘はサン・ルイ教会の奥(教会を正面にして右端に門あり、近くに売店等あり)にあります。



門の中に入り窓口で共通チケットを購入。

カルタゴにある主要遺跡はほぼカバーできているので、買っておくといいでしょう。

あぁ、撮影料金は別途取られますのでご注意を。確か1.1ディナールでした。(ガイドブックには1ディナールと記載)


後ろで待っていた男性があきらかに日本人だったので

「日本人だね」と友達に言ったところ

しっかり聞こえてたようで「日本人です」と返されてしまいました。

恥ずかしい・・・

でもチュニジアにきて3日目。

初めて街中で日本人に遭遇したからなんだか嬉しくて。

以後気を付けます。


広がる地中海。




う~ん、

今日もわくわくな1日となりそうな予感。




猫。




小さい頃は犬はでしたが

今は完全に猫派です。


誰かと一緒もいいけれど1人(1匹)でいる時間も好きなのよ、

という所がとても気が合いそうです。



奥には博物館もあります。

共通チケットで入れるので、興味がないという方にも暑さ逃れにぜひどうぞ。

見れば興味がわく1品もみつかるのではないかと思います。


帰り際、

窓口近くに売店があったので思わずレモンアイスを買ってしまいました。


はうぅ~たまらん!

ぼったくり価格だろうと構わない。

ものすご~くおいしかったです。


ちなみに隣で相棒はレッドブルを購入していました。

私は飲んだことないのですが

なんか元気になれるそうですよ。



地図とにらめっこしながら次は「ローマ劇場」へ。




現在も活用されているらしく

この日も舞台設置の方々が汗水流しお仕事されていました。


こんなところでクラシックコンサートなんか聞けたらいいなぁと思います。

何百年も前に同じ席で音楽に耳を傾けていた方がいたんだ、

と想像するだけで聞いている音により深みが増すような気がします。

でも暑いので夜希望ですね。

ライトアップされた舞台での演奏。いいではないですか。

一応元吹奏楽部(弱小)なのでそういうの、きらいではないですよ(-^□^-)


さて、お次は「アントニヌスの公共浴場」です。

ローマ、公共浴場・・・


早くテルマエ・ロマエを見に行かないと!



5月5日①


チュニジアの長距離列車はもちろん初めて。

1等車はどんな感じ?と聞かれれば

まぁまぁとしか答えられない。


クッション製の座席、リクライニングもできるので長時間乗っていても負担は少ない。

前の席との間隔も空いているので、バックパックを足元に置くことも可能。

電車特有のリズムにのれば自然と瞼が下がり夢の中へ。


がしかし、寒さと人の気配が気になります。

5月のチュニジアの夜はまだ寒い。寝ると体温が下がるので余計に寒い。

目が覚める度に身体の冷えを感じます。

そして増え続ける乗客達。

トズールを出発したときには空席が目立ったのに

起きるたびに人が増えています。

3時頃に目が覚めたときには床に人が寝ていました。

またある時は私の椅子の肘掛けに座っていたり、

目をつぶっても視線を感じて眠れなかったり。


ね?まぁまぁでしょ??


早朝5時頃に着くはずだった電車がチュニスの駅に着いたのは7時過ぎ。

どこで遠回りしたのでしょうか。

まぁ早くつきすぎても何もすることがないのでいいのですが。


ホテルで荷物をおろしチェックイン。

できれば部屋に入りたかったけれどもそれは叶わず。

交代でトイレで色々しました。

だって汚いからね!


時間を遡ってみると・・・


日曜日にチュニスに着き1泊し

翌日トズールへ。

1日乾燥地帯に身を置き、ハイライトでは砂漠でごろごろ転がりました。

そして今朝、電車に乗ってこの街へ戻ってきたのです。


汚くないわけがない。


とりあえず汗拭きシートで体をふきふき

洋服もお着替え

一度メイクを落とし洗顔と歯磨き。

かる~くメイク(と言っても眉を整えてアイライン入れる程度でほぼすっぴん)。

これだけでも大分生き返りました。

「おはよう」と言えるぐらいのさわやかさは取り戻した感じ。


フロントのお姉さんには

「そこまでシャワーを欲している状況だったのね」

と理解頂き

「入れてあげられなくてごめんね」

と謝罪。それと一緒に耐えきれなかったんでしょう、笑いをもらいました。


あっ、お忘れないように改めて書いておきますが

私の喉は絶不調。

もう全然声、というか音さえ出せない。

内緒話のようにしか会話ができません。

頼りになるのはジェスチャーのみ。

ストレスたまるなぁ~もうヾ(。`Д´。)ノ



荷物をホテルに預けて

チュニス郊外へ向かう列車が停まる駅へ。

今日はまずはカルタゴという世界遺産となっている街へ向かいます。



ガイドブックによると1日かけても見きれないとあるけれどどんなものなのか。

期待が高鳴ります。




次回から突入するカルタゴ編は文章よりも写真多めでお伝えしていく予定です。

だから今回写真ナシなのは見逃して下さいませ。ではでは~(^▽^;)






5月4日(日)⑥

18時を過ぎてもまだ空は明るい。

荷物を預けて
私たちは一旦バスのチケットを買いにいくことに。

ジャックが場所を教えてくれるというのでついて行くだけ。

15分程歩いてたどり着いたバス乗り場の窓口で衝撃の一言をもらいました。
「sold out」

∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

え!?それってマジですか??
夜行バスといっても23時台と0時台と2本あったし、
週末でもないふつうの平日なので油断しきってました。

。。。

ま、まだ手はあるぞ~
ということでそこから更に5分程歩いた場所にある駅へ。

チュニスまでの列車、まだ買えますか?

。。。

買えた!買えました!
よくわからないけれど数百円しか違わないので1等車にしてみた。
しつこいですが
「買える安心はお金で買おう」(合言葉)


ついでに旧市街もちらっと見て帰ろうかなぁ~というところで
ここで話に再登場のジャック。
「案内するよ♪」

最初は遠慮したんですがついてくるというのでお願いしました。
(これって王道のあのパターンですよね・・・)

観光客も去り
耳に入る音は自分たちの足音と遠くから聞こえる子供達の声。




地図で見るとそんなに広くもなさそうな旧市街も
人がいないととても広い空間に感じます。






ぷらぷら~と歩いて外に出て近くにあった売店で飲み物を買うことに。
それぞれのジュースと、ジャックにお礼として1本。

っていうか外に出てから気づいたのですが
この店、私たちが午前中ジャックに連れてこられた店じゃん!?
店員が違うので気づかなかったよ。
ちゃっかりしてるわ、と思いながら
まぁこれぐらいはいいかと流してそのまま自宅の方へ。

と思いきやなんか来たときとは違う道。

まぁ帰り道は1つじゃないしね、と思い歩き続けると
ナツメヤシのある森?公園??

。。。

ナツメヤシは興味ないって旧市街行く前に言ったのになぁ、
と回想しつつ
来てしまったものはもうどうしようもないと
大人しくジャックの後をついていきます。



もうここら辺で私の中でのジャック株は下降していたのですが1つだけ見直す面が。

歩いている途中に地元の高校生ぐらいの青年たちと遭遇したのですが
ジャックが家に帰って家族と飲むと言ってあけずに持っていたジュースを
欲しがったその子達にあっさりあげてしまったのです。
たまにこんな風に良い所を見せつけてくるのでにくめないジャック。



結局家族には私たちの分のジュースをあげることにしました。(これは勝手に2人で決めたこと)

おうちに戻って荷物を背負い
本当のさよならを子供達にして歩き出します。

いつまでも外で手を振ってくれる子供達。

短い時間だったし
まだもやもやは続いているけれど
やっぱり会えないよりかは会えてよかった。
一緒に遊べてとても楽しかった。
ありがとう。


駅のホームで今度はジャックとのお別れ。

ツアー会社がみつからず途方にくれていた時に声をかけてきた男。
時にテンションの高さについていけなくなったけれど
子供のように一緒にはしゃいでくれて楽しかった。
トズールを好きになれたのはあなたのおかげ。





で、そこできれいにお別れできたら一番よかったんですけどね。

やっぱりやっぱり終わらなかった=3

電車の方へ向かう私たちを引き留め
「旧市街やナツメヤシのガイドを僕はした。その気持ちのお金が欲しい。多くなくていい。気持ちでいいんだ」

・・・

ですよね。そうきますよね。

心の中では
ツアー代金はきっちり払ったし、その後別にチップも渡している。
あなたのお店でジュースだって買った、とぐるぐる文句が巡っていましたが払いました。
もらった金額を見てもう少し欲しそうな顔をしてたから
「足りない?」って聞いたら気持ちだからと笑ってそれ以上は何も言わずに引いてくれただけまだよかったか。

正直もう旧市街の案内の時点で請求してくるだろうなぁということは予想済み。
日本では無償でしてくれることが多いけれども
外の国では親切がお金と交換されることもあると思うし
持っている人が持っていない人に分け与えるっていう考え方も間違っているわけではないと思う。

だから不満や文句の気持ちはあれどがっかりするってことはなかった。

でも友達は違うみたいでした。

一緒にいた子はこれまでもインドとかネパールとかその他東南アジアなど
安宿に泊まって移動をする短期バックパッカー。
だからこんな事も馴れていると思っていたのですが
ジャックの事は信じていたみたいで
本当にガイド料のことなんて想像外のことだったらしい。

ものすごくがっかりしていました。

疑いながら一緒に行動し結果その通りでしたという方と
相手を信じて行動し結果裏切られましたという方。
どっちの立場もいやなもんですね。




最後になんだかケチがついたような1日になってしまいましたが
トズールでの時間もこれでようやく終わりです。


チュニスへと向かう列車に揺られながら
私の好きな星野道夫さんの本の中にあった一文を思い出したので
それを書いて4日の日記は終わりにします。

「『東京での仕事は忙しかったけれど、本当に行って良かった。何が良かったかって? それはね、私が東京であわただしく働いている時、その同じ瞬間、もしかするとアラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない、それを知ったこと……(中略)』ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地の差ほど大きい。」


本当に長く濃い1日でした。