明仁が何故か、学校に来なくなって1週間。
佐々木先生も、土屋先生も何も聞いてないらしい。
3Aの生徒も何も聞かない。
普通は担任の先生が1週間も出て来なかったら、
他の教師に何か聞かないのかな?
一体、何処で何をしてるのやら…。
そして、そろそろ1週間と3日経つ頃。
あの日以来、土屋先生に家にお邪魔しなかったが、
久し振りに家で飲もうということになり、
再び土屋先生の家にお邪魔することになった。
雅:どうしたの?
真:…明仁からメール…
雅:何て書いてある!?
真:『まだあのトンデモ社長と繋がってるのか?』って…
雅:何でそんなこと聞くんだろう…
真:…あ、タイミング悪いなぁ…。彼からもメールが…。…うそッ?!
そこに鳴る呼び鈴の音。
外に居るのは、社長様か、明仁か。
いや、明仁なら呼び鈴なんか押さないか。
雅:出れば?
真:…恐らく社長様ね。雅クンは気にしないで飲んでて
真澄チャンが玄関に出て行く。
10分くらい放置されていた。
何やらモメてるようだ。
暫くして玄関から上がってくる音が…。
?:…まさか、男性の方だったとは…
真:眞瀬さん、行き成り来られても困ります
?:この方とはどんなご関係なんですか?
雅:…同僚の…
?:家にまで上げるような仲なんですか?
真:幼馴染みなんですから家に上げるのは当たり前ですけど?
?:…そうですか。でも、今回は遠慮して頂きたい
真:途中から来ておいて何なんですか?! 今日は約束してないでしょ!! 何が遠慮して頂きたいよ…。帰るのは貴方です!!
?:真澄サン、そんなに怒らないで下さい。綺麗なお顔が台無しですよ?
雅:……真澄チャン、俺、今日は帰るよ。今ならまだ奥さん、居るから…
?:おや、ご結婚されてるんですか。でしたら帰った方が宜しいですね(^^)
真:…雅クン、ごめんね?
雅:良いよ。…明仁だけ気を付けておけば
明:誰に気を付けるって?
ビックリした。
俺の背後に明仁が…。
何か、ちょっと若くない?
大学生くらい?
明:何でテメェが真澄ん家に居るんだ?
眞:………まさか、君も彼女の幼馴染み?
雅&真:そu(明:んな訳ねぇだろ? 俺は学生だぜ?
眞:だったら君には関係無いだろ?
明:あんだけ怪我しといてまだ足りないってか? なら今から面貸せよ。2.3人呼んだから遊ぼうぜ。…なぁ?
明仁がトンデモ社長こと『眞瀬』さんを連れて外に出て行く。
真澄チャンと俺は固まっていた。
我に返ったのは10分後。
慌てて外に出たが、明仁と眞瀬サンは居なかった。
真澄チャンの家から少し歩いたところに公園がある。
もしかしたら、そこに居るかもしれないと、俺達はそこに向かった。
でも、公園には誰も居ない。
…まぁ、酔っ払いくらいだ。
何処に行ったのか考えていたら、裏手の方から悲鳴?が聞こえた。
公園の裏には今はもう閉店したパン屋さんがある。
悲鳴のようなものはそこから聞こえたような気がする。
行ってみようとしたら真澄チャンに止められた。
すると、裏手の方から笑い声がした後、何人かが出て来た。
雰囲気からして大学生くらいだろうか…。
真:…明仁からメールよ
雅:何だって?
真:今度は写メじゃなくて動画みたいね
何となく嫌な予感がしたが、動画を再生した。
…あんま飲んでなくて良かったよ。
その場で吐きそうになった。
ホント、最悪だ。真澄チャンも顔色悪い。
動画の最後に入ってた言葉。
『これに懲りたら真澄に近付くんじゃねー』
…明仁の声だと思う。
やっぱ明仁は真澄チャンが好きなのだろうか…。