?:悠羅(ユウラ)、ご飯やで
ベッドで大人しく寝ていた悠羅を起こす。
眠りが浅かったようで直ぐに起きた。
?:朝食はパンやったから昼食は米な
ベッド横の机に飯を置くと悠羅はゆっくり食べ始めた。
?:さて、買い物に行こか。買い置きも無いしな
悠:や…、や…、やっ…!
?:大丈夫やから。もう慣れたやろ?
悠羅の頭を撫でて車椅子に乗せた。何故、彼が買い物を嫌がるのか。
それは彼に手足が無いからだ。左足と右腕。
義手や義足を勧めているが嫌がって未だ着けない。
だから外出も少ない。皆に好奇の目で見られるから。
案の定、外に出ると周りの人々は不思議そうに悠羅を見た。
俯く彼を連れ、俺はいつもの商店街へと入って行く。
俺が買い出ししてる間、悠羅は魚屋のおっちゃんに預ける。
買い物が終わったら迎えに行く。
?:なぁ、悠羅
悠:う?
公園に寄ってベンチで一服。首を傾げる悠羅。
それが可愛くて思わずキスした。彼は真っ赤になって俯く。
ずっと俺の傍に置いておきたい。だって、そうやろ?
悠羅は俺が傍に居らんと何も出来へんもんな。