マンデラエフェクトについて
ということで、私は今、冷静さを保つことが困難なほどの驚愕と困惑の中で言葉もない状態にある。こんなことが本当にあるのであろうか。マンデラエフェクトをご存知でろうか。マンデラ効果ともいう。都市伝説好きの人は常識的に知っているのであろうが、私は最近まで知らなかった。知ってから身近にいる何人かの人に聞いたが、全ての人は知らなかったようだ。常識的な人々は都市伝説とは無縁に生きている。そんなことはどうでもいいのだが、知らない人々のために簡単に説明すると、マンデラとは南アフリカ共和国の元大統領であったネルソン・マンデラ氏のことである。マンデラ氏は人種差別撤廃の反アパルトヘイト運動で、27年間投獄されていた。1990年に釈放後、南アフリカ共和国初の黒人大統領となり、ノーベル平和賞を受賞することとなる。マンデラ氏は2013年に死去するのであるが、その訃報に対してマンデラ氏は80年代に獄中で亡くなっていたはずだと主張する人々が世界中に現れたということだ。それで誤った記憶を多数の人々が共有する現象をマンデラエフェクトと命名されたのであるが、都市伝説的には記憶違いではなくて、異なる別の世界線の記憶であって、記憶が間違っているのではなく、現実が書き換えられたと解釈されている。それでそのような記憶違いなのか現実の改変なのかよくわからないマンデラエフェクトの例は身の回りに多数、存在するということで、その一つ一つを例示していけばきりがないので大半を省略するが、この記事は私個人が私のこれまでの記憶に従って、誠実に正直に書いているつもりなので、その個人的な観点から感想、印象を述べたいと思う。先ずマンデラ氏のことについては私にははっきりとした記憶がないので何とも言えない。80年代に獄中で死去したという記憶も2013年の訃報も双方とも覚えていない。それから漫画のピカチュウの尻尾の先の色が黒であったのか黄色であったのか(実際は黄色であるのに黒色の記憶を持つ人が多数存在するという)、そのようなことも漫画に興味のない私にとってはわからないし、どうでもよい。勝手に何色にでも変わってくれという思いだ。同様に東京タワーの色についても赤色一色ではなくて展望室から上の部分が赤と白のツートンになっていることに違和感を感じる人もいるようなのだが、それも私には記憶がないのでわからないとしか言えない。お菓子のKitCutのロゴが、ハイフンが入っているKit-Cutであったはずだという主張に対しても、よくもそんな細かなどうでもよいことを覚えているというか、違和感を感じるある種の能力に正直なところ感心する。敢えて言えば、レオナルド・ダヴィンチのモナリザの微笑みが以前はもっと無表情な口元であったはずであるとの指摘に対しては、確かにそう言われれば確かにそのような気がするといった程度である。そのような気がするが自信を持って絶対にそうだと断言することまではできない。私の記憶などその程度のものなのである。外界世界の色や形などの細かなことについては、ほぼすべてに対して朦朧としていて、何がどのように変化したとしても気付かずに、違和感を感じることもないのである。人の顔の記憶や認識も昔から苦手である。仮に何らかの犯行現場に遭遇して、犯人の顔を目撃したとしても、私にはモンタージュ写真の作成や似顔絵を描いたりで、警察の捜査に協力することはできないであろう。すぐに忘れてしまうからである。この誰よりもすぐに忘れる能力に関してだけは自信がある。昨日の夜に何を食べたのかなどについても、きれいさっぱりと覚えていない。というよりもそんなくだらないことを覚えていて一体何の意味があるのかということだ。しかしである。そんな私でも、いやいやいやこれは違うやろと、いくら何でもこれはおかしい、記憶と異なるというものがある。忘れるものはことごとくきれいに忘れるけれど、覚えているものは、覚えているのである。マンデラエフェクトで世界の地理が変化していると言われている。私が冷静さを保てないほど、驚愕し困惑しているというのはその地理変化についてなのである。以下の地図をよく見て欲しい。
グーグルマップによる日本と韓国の地図である。先ず韓国が大きいように感じられないであろうか。日本との比較で見て韓国はこんなに大きかったであろうか。韓国の位置も私にはおかしいように感じられる。もっと東寄りで、緯度ももっと北側に位置していたはずである。私の記憶では韓国の位置が日本に最も近い日本の都道府県は新潟であったはずである。緯度で言えば、青森県から北海道辺りに位置していたと記憶している。韓国は日本よりも寒い国だったはずである。だからこそ韓国は冬の寒さを乗り越えるために血行を促進し、新陳代謝を高めるキムチを大量に食べる食習慣があったのである。しかしこのマップを見ればわかる通り、韓国は寒い国ではなくなっている。私が住んでいる場所は大阪であるが、大阪から見て韓国や北朝鮮は北側に位置していたはずである。しかしこのマップでは、韓国は大阪の真西からやや北寄りの西北西の方向にある。済州島にいたっては大阪より南側に位置している。いやいやこんな馬鹿なことはないはずだ。北朝鮮に拉致された横山めぐみさんのことを考えても北朝鮮と新潟県の位置関係は、どう考えても私の記憶が間違っているようには思えないのであるが、新潟から見て北朝鮮は西側ではなく、ほぼ真北に近いところにあったと思われる。北朝鮮と新潟を結んでいた万景峰号の航路を思い出しても、この今のマップはおかしいとしか言えない。また弾道ミサイル、テポドンの軌跡を思い返してみても、このマップからは、真東か真東から若干南寄りのほぼ水平の進路で日本を通過して太平洋側に落下したことになるが、それもあり得ないというか、私の記憶では真東から南東向け約45度ぐらいの角度で、斜めに日本列島を横断して太平洋に着弾していたはずである。台風の進路図を思い出しても同じでやはりおかしいのだ。私の記憶では台風の進路は、九州北部から日本列島に沿って北上し、日本海側を移動していたケースが多く、どの地点で右カーブするかによって、日本のどの地域を直撃するかが決まるので心配しながら注意深く見ていたものだが、私の記憶では、島根県か鳥取県沖合の北側からさらに台風の進路方向先に韓国が位置していて、韓国には悪いがこのままカーブせずに韓国から中国大陸へと抜けてくれと何度も思っていたのであるが、このマップからはやはり進路の説明がつかない。私はこれまで夢を見ていて、夢を現実だと思って錯覚していたのであろうか。そして今も夢を見続けているのであろうか。何とも言えないが、100%絶対に私の記憶内容が正しいと思うのかと聞かれれば、この今のマップをじっと見続けている内に、今の世界線の現実に馴染んでいくというのか、これが唯一正しいもののようにも思えてくることも事実である。現実とはそういうものなのかも知れない。何が正しいかではなくて、何に馴染んでいるかということなのだ。この世界に正しいものなど何もないのかも知れない。地理に関するマンデラエフェクトにはオーストラリアやニュージーランドの位置に関するものもあるが、地政学的にこの韓国、北朝鮮の大きさと日本との位置関係に私は最も強い衝撃を受けた。そもそもこれまで見慣れきたものであればここまで驚くことはないはずなのである。皆さんはどう感じられるであろうか。
(吉川 玲)
