立憲民主党議員消滅の検証
ということで、終わってみれば一人でこっそりと祝杯を挙げたくなるような結果の選挙であった。いやいや、もちろん自民党が素晴らしい政党であるなどとは1mmも1gも思っていないし、むしろ腐り切っていると言えるものである。また高市総理もどれだけのことが任期中にできるか未知数ではあるが、それ以上に日本の不幸の根源であり、災厄をもたらす要因にしかなっていないにも関わらず、何の悪びれたところもなく、反省の意を全く示そうとしない立憲民主党に完膚なきまでに正義の鉄槌がくだされたことがあまりにも痛快とでもいうか、ちょっと大袈裟にいえばこれまで生きていて良かったと思えるほどであった。日本の国民は馬鹿ではないし、選挙の結果というものには、国民の声の集積という以上に、何かしら尊い人知を超えた審判が示されているようにすら感じられる。立憲民主党の議員には改悛の情もなけれえば、更生の見込みも全くないので、この調子で参議院も地方議員も徹底して駆除していくことこそが、日本の再生と独立に不可欠であると言えるであろう。ということで、今回の立憲民主党の選挙結果を数字で具体的に検証してみることにしよう。中道の獲得議席は49人で、その内28人が公明党で残りの21人が立憲民主党となる。公明党の28人は比例代表で候補者の全てが当選していて、前回選挙時の24人からむしろ4人増やしている。立憲民主の21人の内訳は、小選挙区が7人のみの当選で、残りの14人が比例復活当選である。中道に合流した立憲民主144人が21人になったのだから、8割減以上ということで、特に小選挙区が7人ということは、ほぼ全滅といってもいいような惨状である。何が言いたいのかと言えば、公明党は負けていないのである。私が以前にも予想していた通りの結果となったが、24人が49人へと倍増しているのだから、これは大躍進といってもいいものだ。中道とは政党名を変更した公明党であるのだからそういうことになる。公明党は本当にしたたかというのか、立憲民主がどうしようもないほどに間抜けというべきなのか。公明党の斉藤鉄夫代表は、テレビカメラの前では沈鬱な表情で自らの進退について腹を決めているなどと述べているが、カメラのないところではにこやかにほくそ笑んでいるように思えてならない。今回の選挙は公明党の作戦通りであると見れる。小選挙区の立憲民主党候補者に対して、創価学会が誰を当選させて、誰を落選させるかという生殺与奪の決定権を完全に掌握していたことが今回の選挙の特徴であった。前にも言ったことだが、立憲民主党系の議員が当選し過ぎるのも中道(公明)にとっては、喜ばしい事態ではないのだ。なぜなら公明党とは、これも前に述べたことだが二大政党制の一翼を担うことを目標とする政党ではないのである。陰でというと言葉が悪いかもしれないが、第三の勢力としてキャスティングボードを握り、政局をコントロールすることが日本の政界における役割であり、何でその位置づけに拘るのかと言えば、それはやはり背後に中国の存在があって、中国の日本に対する介入や侵食を国民の目に目立たないように静かに推し進める必要があるからだと考えられる。それで私が考えるにということであるが、立憲民主党はそもそも自民党から政権を奪取して、安定した日本の第一政党になり得る存在であると中国は考えていないし、罷り間違って2009年選挙の民主党政権のように、立憲民主党政権が誕生するような事態になると、公明党とは違って立憲民主党の議員は中国に対する態度を変えるのではないかと、つまり親中国の政治姿勢を権力を握った時点で転換させる可能性が高いと中国が考えているのであろう。要するに心の底から信用していないということである。立憲民主党の議員はわざわざ訪中して、何らかの覚書まで取り交したりしてきたようだが、中国の政治家も馬鹿ではないので、立憲民主党の連中は政権奪取のためには何でもありで、中国の反日圧力を利用して高市政権潰しをしているが、いざ与党になった時には必ずしも中国の言う通りにならないだけでなく、反目する存在になり得ることをよくわかっているのである。公明党と立憲民主党では大雑把に親中勢力といっても、その染まり具合の濃淡に大きな差があるであろうということだ。だから公明党は、いや創価学会は必要以上に立憲民主党を勝たせる訳にはいかないのである。1足す1が2になって、立憲民主の144人がそのまま横流しに中道で当選すると、数の論理で公明党が立憲民主に飲み込まれてしまうことになるし、背後の中国にとっても、信用できない連中に勝たせることは将来的な脅威の種となるからである。中国の思惑とすれば、あくまでも中国に都合の良い、操縦可能な日本の政党や政治家、そしてそれらを総合した政治力学を維持したいと考えているであろうということだ。立憲民主の有力議員であった、小沢一郎や岡田克也、枝野幸男、安住淳などが揃って落選したのも恐らくはそういうことで、創価学会としても中道を内側からかき乱す可能性のある人間には小選挙区で名前を書きたくないと考える人間が一定の割合で存在したのであろうし、またそういう事情でそこまで強く立憲民主党の候補者の名前を書くことを推奨されていた訳ではなかったと考えられる。代表の野田佳彦は辛うじて当選したが、それは彼が最も公明党の色合いに染まりやすいというか、創価学会の折伏にも素直に応じるような雰囲気を持っていたからではなかろうか。要するに中身がないということである。しかし政治生命を掛けるなどと言っていたのだから代表から外れるだけでなく、政治家を辞職すべきである。ここでもまた平気で嘘をつくのか。ということで中国はこれほど深く日本の政治に入り込んでしまっているのである。これは本当に恐ろしいことである。立憲民主党の連中は本当に愚かであり、自分たちのことしか考えていないから近視眼的で、日本の政治の全体像がよく見えていないのである。人間の愚かさとはどういうものかを1枚の絵にしたような立憲民主党の転落劇であった。一方で公明党、創価学会の選挙をコントロールする能力は凄いものであるが、今回の選挙結果で唯一の誤算は自民党が勝ち過ぎたことである。自民党が単独で3分の2も獲得してしまえば、もう中道は連立与党に戻る余地はなくなったということで、それは中国にとっても都合の悪いことである。さすがの選挙のプロ集団もそこまでは読めなかったということであろうか。
(吉川 玲)