試合と報道 | マニア熟の格闘日記

マニア熟の格闘日記

愛猫と格闘技とレアなお酒の日々
頑なにガラケーでブログを書くアナログ熟o(^-^)o
エロスの追及・辛口コメント

アメンバご希望の方は、必ずメールで結構なので、プロフィールとメッセージお知らせ下さいませ。

録画しませんでしたが、低迷キー局のボクシングをチェック!!


村田選手もTKO勝ち!


勝利者インタビュー
ボクシング終わってからの、開票特番のインタビュー


どちらも、辟易ですダウンダウンダウン


久しぶりのスポーツゴジラ



171022_2255~02.jpg


今回は《スポーツを伝える》


7人の記事の中に、大切なワードが沢山光を放っております!!


インタビューは《聞き手》が大切。。


ヒーローインタビューも、どこの開票特番も、マンネリです(-_-#)


ロス五輪の柔道無差別級決勝、無敵の世界王者・山下選手のアクシデントでの勝利!


ワタシの記憶にも確かですが、この時の対戦相手、エジプトの選手が山下選手の痛めている右足を攻めなかった!としてユネスコのフェアプレー賞が贈られた、ある種の美談報道。

…微笑み返し…

冷たい汗だけが流れていた。右足ひふく筋断裂。
佐藤コーチは一言だけいった。(寝技に持ち込むしかない。先に倒れてでもいいから、寝技に持ち込め)

山下は途方に暮れていた。寝技への過程を考え続けてはいたが、何ひとつ妙案が浮かばない。気配がした。対戦相手の衣ずれの音だ。相手の好調さは、目を閉じていても伝わってきた。
ロス・タイムズはこう書いた。(ヤツを倒すには、原爆を使うしかない)
ところが、2回戦。西ドイツ選手に左内股をかけた瞬間だった。右ふくらはぎに劇痛。右足付け根から下が動かなくなった。
準決勝、踏ん張りきれずに畳に尻を落とした。効果。逆転の一本勝ちで決勝には進んだが、戦える状態ではなかった。
エジプト陣営は、山下の異変を見逃していなかった。監督は囁いた。(勝利は間違いなくおまえのものだ。一分間は絶対に自分から何もするな。見てゆけ。山下はきっと焦る。自分から技を仕掛けてくる。その時こそおまえのチャンスが生まれる)

山下は両まぶたをゆるりと開き、目の前の敵に視線を投げた。ラシュワンも視線を向ける。山下が柔らかい微笑みを返した。
ラシュワンは面食らった。山下が試合前に笑う顔など見たことがない。重傷を抱えているはず、あの笑顔は?
そう思った時何かが抜けた。
どうした事か?開始早々仕掛けた。前に出る。右大外刈りを狙う。続けて全体重をかけた左からの払い腰。山下はそのたびにグラリと揺れた。ラシュワンの心は震えた。やはり勝てる。