千畳敷カールで冬の天の川と夏の天の川を楽しむ | 蘇山蓮園

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日が沈み、眼下の駒ヶ根の街並みに光が灯りだすと夜の楽しみのスタートです。

 

今回一番撮りたかったのは雪景色の宝剣岳付近から立ち上る冬の天の川。これをイメージ通りに撮るためには、真っ暗なカールの中に降りて行くしかありません。ヘッドライトの明かりだけを頼りに雪原を下り、やっと撮影ポイントにたどり着きました。ホテルから漏れた光が雪原を照らしています。

 

ホテルから漏れた光が入らないように縦位置に構図変更。狙っていたイメージ通りの写真が撮れて大満足です。気温はマイナス10度を下回っている感じで、撮影中に睫毛や鼻毛が凍ります(笑)。また、カメラの電池も低温のため急激に切れることがあるので、予備電池や外部バッテリーの準備が必要です。

 

南側には冬の大三角形の中を流れる天の川の姿も見えました。カメラはSONYα6400、SEL1020Gレンズを使い、撮影条件は絞りf4.5、シャッタースピード20〜30秒、ISO6400〜10000というところです。

 

明け方4時頃からは東方向に登ってくる夏の天の川にチャレンジ。スタート時点ではちょっと低すぎて見えにくかったので、少し時間を空けます。

 

その間に北側の宝剣岳方向を撮影。北斗七星が見えています。このあたりの星空をタイムラプスで狙っても面白そうですが、後日の課題としたいと思います。

 

時刻は4時50分頃、やっと夏の天の川が登ってきました。画面中央上部に流れ星も入ってラッキー!

一晩で冬の天の川と夏の天の川の両方が見られ、非常にお得でした。