長〜いプロフィール | Caniaの音楽室

Caniaの音楽室

音楽、ピアノ、メンタルトレーニング、レッスンなどについて書いています。

 

私の長〜いプロフィールを書いてみました!

 

〜幼少期〜
小さい頃から身体が大きくて、生まれた時から「紅葉のような手」というよりは「グローブのような手」を持つ赤ちゃんだったそうです。

〜ピアノとの出会い〜
小学校に入り、クラスメイトがグランドピアノを弾いている姿にロックオン。
大きくてカッコいいピアノの見た目?と、そしてそこから出てくる音に魅了されたような記憶があります。すぐにピアノ教室に通わせてもらったものの、あまりの不器用さにわずか先生の方が3ヶ月でギブアップ。グローブのような手だけではダメだったようです。

次にご紹介下さった先生は、いわゆる「バリバリ」のピアノの先生。
不器用な私は、その先生のお母様にメインで教わることとなり、
普段は「優しいおばあちゃん先生」のレッスン、時々「バリバリの先生」の厳しいレッスンという、甘辛のピアノ生活を送りました。

練習はサボり気味なのに、いつも「発表会での演奏が1番良い」という本番に強い生徒でした。
気持ちよく演奏できる発表会が大好きでした。

〜部活大好き〜
中学〜高校はブラスバンド部でクラリネット担当。
この6年間はピアノと同じように部活に夢中で、
高校3年間は他の高校との合同バンドにも所属していました。

高校生では指揮も経験させてもらい、スコアを見ながら「どうやって音楽を作るか」を
考えるのがとても楽しかったです。

 

〜大惨事〜
部活とピアノの両方を頑張っていた高校2年生の夏。
終業式でピアノを演奏させてもらうチャンスが到来しました。
1000人近い在校生の前での演奏のチャンスにワクワクしながら舞台へ。
「先輩頑張って!」の後輩の声援に押され、弾き始めたのはいつもの倍くらいの速さ。
顔が熱くなり、体は固まって動かないのに、手と足だけがものすごく震え、
ペダルから落ちてしまった足を2度とペダルに戻すことができませんでした。

これが長く苦しんだ「あがり症」「本番嫌い」のスタートでした。
すでに音大受験に向けて走っている中、進路を変える勇気もなく、そのまま音大を受験。
先生の献身的な対策のお陰で何とか無事に合格し、そして卒業することができました。

〜先生が天職かも?〜
不器用で「本番嫌い」な私に一筋の光がさしたのは大学4年生の教育実習。
指導教員から頂いた「先生に向いてるよ!」の言葉をきっかけに、ヤマハ音楽教室の講師となりました。

エレクトーンの勉強もして、ピアノの個人レッスン、エレクトーンのアンサンブルレッスン、グループでのアンサンブル指導、ソルフェージュ指導をしながら、発表会やコンクールの為のアンサンブルアレンジ、コンクール指導に追われる日々でしたが、研修合宿、講座、研究会に勉強会と沢山の学びの機会に恵まれました。

2歳から大人までの100人ほどの生徒を任されて、朝から晩までレッスン。
生徒さんの口コミで沢山の生徒さんが集まってくださり、教室のエレクトーンが足りなくなり、
増やしてもらったこともありました。

熱心な生徒さんが多く、エレクトーンのアンサンブルコンクールではお教室代表として地区大会に進出、ピアノのコンクールでは何度か銀賞を頂きました。

レッスン終了後も教室に残って、エレクトーンアンサンブルのアレンジや自分の勉強をし、帰宅時間は深夜2時という時期もありましたが、充実した日々でした。

〜「大人のサロン」の講師に転職〜
8割が大人の生徒さんという環境になりました。

お子さんのレッスンとは違う楽しみがある一方、必要なことも違うと感じ、再スタートのつもりでレッスンに臨みました。

 

そのうちの一つの試みで、「大人の楽しみ」をより楽しくさせるために「クラシック音楽に苦手意識のある方々向けのコンサート」を主催し、解説を担当しました。

コンサートの解説の他、プチ解説付きのリサイタルのPR動画の作成をしていました。

 

この経験から、レッスン内でも音楽史をお話しするようになり、生徒さんからは、レッスン内でする「曲の背景」の話が楽しいとの声を頂くようになりました。

また、毎年発表会の他に、テーマコンサート(テーマにそった選曲を演奏していただく発表会)を開催。生徒さん達にプレゼントしている手作り音楽史ブックも好評です。

〜あがり症との戦い〜
「先生は生徒の前で演奏すべき」と思いチャレンジするものの、高校生で発症した「あがり症」は全く改善の兆しもなく40代に突入。

この頃から忘れていた持ち前の「不器用」が表に出始め、身体がうまく使えず腕が痛くて上がらなくなります。本番は愚か、練習も30分ももたなくなりました。

 

うまく弾けない、十分な練習ができていない事で「あがり症」は悪化し、「舞台に出る直前に眠くなって目が開かなくなる」という極限状態にまでになりました。

悩み抜いた末、「身体の使い方」の理解と「メンタル」の強化のために、それぞれの専門家のトレーニングを受ける事にしました。

その甲斐あって、今ではどれだけ弾いても身体が痛くなることもなく、本番前に眠くなったり、手が震えることはなくなりました。

音楽が「音が苦」だった時代に終止符を打つことができました。

現在、「楽しくピアノを続けてほしい」という願いのもと、「絶対に諦めない」をモットーにピアノの個人レッスンを行っています。

本番の演奏を改善したい生徒さんや練習がうまくいかない生徒さんの悩み改善のお手伝いをしています。