鑑賞前の予想通り、映画の前半は胸くそ悪さを感じることとなる。

何回も見たなぁ、聞いたなぁ、警察のこのような振る舞い、言動。

昔の警官との違いは少し今の警官の方が垢抜けていることくらいか。

安部の秘書官だった警察庁長官、北海道警のトップ山岸(敬称略)から末端の警官、婦警まで中身は変わっていない。

でも、警察ってそんなもんだ。要は「政治」がそれをどう制御するかで、その政治を「国民」がどう制御するか、それがものの本質だと思う。この映画でもたくさんいた。無関心な、無関心を装った、政治のことなど考えたことがない、ヘラヘラと薄ら笑って警官の暴挙を傍観する国民が。