6月に読了。

 

幕末のロシアのニコライ皇帝への大津での切りつけ事件を描いた作品。

当時の世情、国際関係がわかってとても面白い。

特に切りつけた津田巡査への処分を巡っての法律論争。法律に従って懲役にするか、死刑にするかの判断で

内閣が揺れるシーン。法務省の役人が懲役にこだわる点、若い近代国家らしいエピソードだと思った。