Hello!奈良市菖蒲池の英会話教室アイリス英会話クラブ
幼稚園児から高校生まで、英語が話したくなる気持ち作りのスペシャリストTaishiです!
【何かわからない病気にかかった!】
なにやら好評を得ている僕のカナダ生活を綴った短編集(笑)
まだまだ続きそうな気配がありますが、もう少し暖かい目でご覧くださいませ。
前回、ユースホステルに到着してからしばらくして体に異変があったところから続きます。
ちなみに今回もノンフィクション(文章は脚色あり)でお届けします。
第1話
>>僕が英語を話せるようになった理由。学校英語が出来なくてもみんな英語が出来るようになる。
第2話
>>ヴァーノンに引っ越しして僕が英語を話せるようになった?そこでの生活はとても辛かった!?
第3話
>>ユースホステルでの生活に慣れ、仕事の面接を受けたら待っていたのは○○でした。
第4話
>>キャロルに呼ばれていった就職説明会での英語力不足が招いたとある状況の脱し方。
第5話
>>初めてのお使いならぬ初めてのヒッチハイク。そして僕の体に起きた○○な異変。
さてアメリカ人のポールとアジア系カナダ人のマーヴィンのおっちゃん2人、そしてケベック出身のシモンの2段ベッド×2の相部屋で生活し始めて2週間位が経ち、
ポールとマーヴィンのガラスが割れるぐらいの大音量いびき&シモンのフランス語の寝言コンビネーション攻撃が毎晩寝室で繰り広げられていたある日の事。
見事に体調崩しました(T▽T;)
ケンケンと咳は出るし、体はだるくってしんどいし、喉は痛いし、けれど今まで日本で引いた風邪の症状とは違うので、
とりあえず不安(--;
そして一度不安になりだすともう大変。
バンクーバーで日常英会話が出来るようになって思い切って飛び込んだ、誰も知り合いのいないヴァーノンでの生活。
後戻りなんて出来ない。
けれどしんどい。
しんどいけれど誰も助けてくれないから食料の買い出しに行かないといけないし、ジェイミー、サミュエル、コリン、ギャリーのオージー4人組の英語は訛り過ぎていてわかんないしで全てのしんどさが、
限界突破!( ̄∇ ̄+)
いぇーい(笑)
禿そうでした。
しんどすぎて。
当時の僕のキャパシティが極限状態でした(笑)
【人間極限に陥ると自分でもびっくりする行動を起こします】
仕事無し、住まいはユースホステル、周りは知らない人ばっかりで孤独でしかもオージー4人組の英語は極度に訛っている。
そしてなんかわからない病気になりこの先どうなるのか不安の限界を人生で初めて突破した瞬間、
人生で初めてスーパーが付くほどのホームシックにかかる(笑)
スーパーですよ、スーパー。
ただのサイヤ人じゃないですよ。
スーパーサイヤ人ですよ。
今風に言うとスーパーサイヤ人ブルーとかですよ。
それぐらい当時の僕からしたら大変な事でした。
もうそうなるとダメですね。
過保護で育てられた長男君が心の中からひょこっと顔を出してきます。
いや、ひょこっとどころじゃない。
胸を張ってある意味威風堂々と現れました。
「もういいじゃないか、お前はよく頑張った」とリトルTaishiが言うんです。
そして取ったアクションが、
実家に泣きながら、か細い声で両親に国際電話(笑)
そうですよ、だいの大人が泣きながら実家の両親に電話ですよ。
25才のいい男がですよ?
今思い出しても自分自身で笑ってしまいます(笑)
フランス人風に言うと「ママン!!(泣)」ってな感じですよww
どうします?あなたのお子さんが25才にもなって情けない声で電話してきたら!?
【もうどうしようもないと思い帰国に・・・】
正直頭をよぎりました。
「変な病気やったら日本に帰っても良い?」
電話でそんな情けない事をぼやいていましたww
情けない今までの自分を一から鍛えなおそうと思ってカナダに単身渡ったのに。
日本にいたら甘えると思ったから退路を断ったのに。
そんな事を思い、泣きながら実家の両親に今までの経緯を説明したら、
おかん「とりあえず体温計買って熱はかってから病院行き!お金は何とでもなるから!!」
この一言が効きました(笑)
日本にいる時はケンカばっかりしていたおかんに言われたひとこと。
強烈でした。
この一言でなんか吹っ切れました。
お金は何とかなる。
今する事は病気を治す事って。
全部心の中にため込んでいたものを家族に電話で吐き出して、泣いてスッキリしたのか、翌日にドラッグストアに体温計を買いに行くことにしました。
【ドラッグストアに着いたものの大事なものを忘れる】
ドラッグストアに着いてから体温計を探す!探す!!探す!!!
けれども見つからない。
そしてレジの女の子(もちろんカナダ人)に、体温計無いですかって聞こうとしたら、
体温計を英語で何というか知らん!!(°д°;)
© freedesignfile.com
わからないから辞書で調べるためにカバンの中をガサゴソ・・・
慌ててホステル出てきたから辞書、部屋に置きっぱなし。゚(T^T)゚。
もうこうなったら人間、何が何でも手に入れてやろう!って流石になってるんです。
ええ、カナダに渡って半年、少しは成長しました。
店の女の子に、
僕「自分の温度を知りたいんだけれど、英語でそれの名前を知らないんだ(--;」
※もちろん英語で言った。
するとレジの女の子が察してくれたのか。
レジの女の子「ああ、体温計ね!ちょっと待っててね♪」
すぐにその子は体温計を持ってきてくれて、会計を済ませてくれて、
僕「ああ!それそれ!それください!」
レジの女の子「オッケー!○○ドルね!お大事にね!」
優しい。
ほんとにカナダの人、会う人会う人優しいよ。
なんでこんなに肌の色も目の色も髪の色も違うアジア人の僕に優しいんでしょうね。
当時の僕はそれが理解できませんでした。
僕自身、特に差別意識を持っているとかそんな子供ではなかったのですが、とにかくカナダの人たちがアジア人で相手からしてみれば日本人か韓国人か中国人かわからない僕に親切にしてくれる事が当時不思議で仕方がありませんでした。
【さっそくホステルに帰り熱をはかってみた】
封を開けて体温計を出して脇に挟んで待つ。
ピピピッ!!
体温計が鳴って結果を見てみると!!
熱、ねーじゃん(--;
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いたって平熱ですよ。
平熱。
そして熱が無いとわかったのですぐさま近所のお医者さんへ。
お医者さん「うん、風邪だね!お薬出しておくから1日3回飲んでおきなさい♪」
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はい、結局ただの風邪でした。
チーン。
風邪薬飲んですぐ治りました。
お騒がせしました。
ただね、この経験なんですが今思えばすごく自分のためになりました。
スーパーホームシックを乗り越えられたこと。
体温計が英語でわからないけれどドラッグストアで何とか出来た事。
医療通訳なしでお医者さんに行けた事。
これらの成功体験が自己肯定心の低い僕に少しづつ自分に自信を付けるきっかけを与えてくれていったんです。
【こういった自分で何とかする方法を覚えていくとすべて上手く動き出す】
風邪は薬を飲んで数日で元通り健康になりました。
そしてその後は以前ブログでお伝えしたようにシルバースターというスキー場で皿洗い兼ホール&雑用の仕事に就くことが出来ました。
不思議なことに一つ上手く行きだすと全部上手く行きだすんですね。
住む所もたまたまユースホステルに知人を尋ねに遊びに来ていた日本人の女の子がヴァーノンを出て引っ越すという事で、彼女が住んでいたカナダ人カップルのお家に入れ替わる形でルームシェアをさせてもらえることが決まったんです。
こじんまりとした一軒家。
その2階のワンルームを借りて、キッチン、バスは共用。
このお家で知り合ったカナダ人カップル2人もすごい素敵な人達だったんです。
そしてそこのお家に転がり込んだのが12月上旬。
そして仕事と住居が決まり、僕のヴァーノンというカナダの町で順風満帆な生活をやっとスタートさせることが出来たんです。
けれどね、順風満帆だと思った生活の中でも色々とあるんですよ。
それってヒッチハイクしている時に起こったんです。
ほんとに人間の体って正直なんです。
正直すぎてビックリしました。
次回、ヒッチハイク中に起きた人間の体の反応についてお送りします。
いや、この物語長いね!!(笑)
自分で書いていてもそう思います!
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