車両状況:
タイヤ交換に合わせて四輪アライメントを実施したところ、普段の走行では大きな違和感がなかったものの、実際に測定すると以下の問題が確認されました。

  • 前輪トーがトーアウト(外八)になっている

  • 後輪トーは左側が過度にトーイン(内八)になっている

  • キャンバーも全体的に負側へ大きく傾いている(内八)

前輪はタイロッドで調整しますが、固定ボルトを緩める際にはトルクス(六角星形)レンチが必要になります
後輪のトー調整では、まずアンダーカバーを外すために 8mm のソケットレンチを使用します。その後、トルクス(六角星形)タイプのソケットレンチで 3 本のボルトを少しだけ緩めます(緩めすぎると元に戻ってしまうため注意が必要です)。ボルトを適度に緩めた状態でタイヤを揺らしながら、リアトーの数値を微調整します。
後輪は偏心ボルトで調整しますが、まずアンダーカバーを取り外す必要があります。カバーを外した後、偏心ボルトを少しだけ緩めて調整します(緩めすぎると元に戻ってしまうため注意が必要です)。調整にはある程度の力が必要で、適度に緩めた状態で微調整を行います。
調整前の数値では、前輪のトーが大きくトーアウトになっており、後輪は左側のトーが過度にトーイン方向へズレていました。また、キャンバーも全体的に負側(内八)へ大きく傾いている状態でした。

調整前の状態では、前輪のトーが大きくトーアウトになっており、後輪は左側のトーが過度にトーイン方向へズレていました。また、キャンバーも全体的に負側(内八)へ大きく傾いている状態でした。

このまま長期間走行すると、以下のような影響が出る可能性があります。

  • タイヤの偏摩耗が急速に進む(内側・外側の異常摩耗)

  • 直進安定性の低下やハンドルの落ち着きの悪化

  • 高速走行時のレーンチェンジでリアの反応が不安定になる

  • 足回り部品(ブッシュ・アーム・ボールジョイントなど)に 余計な負荷がかかり寿命が短くなる

  • トーのズレによる 燃費悪化

四輪アライメントの数値は一見すると小さなズレに見えますが、実際にはタイヤ寿命、操縦安定性、そして足回り全体の健康状態に大きく影響します。今回のように走行中に違和感がなくても、測定してみると基準値から大きく外れているケースは珍しくありません。適切に調整することで、走行フィーリングの改善だけでなく、無駄な摩耗や部品の早期劣化を防ぐことができます。定期的なアライメントチェックは、車を長く良い状態で保つための重要なポイントです。