Valuest 235 (2008/12/01) | 価値の最大化

価値の最大化

             

【0812】


毎月ついたちは、雑記の日。

最近はちょっと低空飛行。
いや、かなりかもしれない。

いま、中途半端なひきこもりをしているわけだけど、
「ひとりでいることのつらさ」を感じたりもする。
そして、思う。
「自分はこんなにも弱いのか」と。

また、思う。
『自由の不自由さ』を。

実家でのホボ何の制約もないひきこもり生活。
そもそも、やりたいことや欲の少ない僕にとって、
なかなか難しい状況なのかもしれない。

人とのつながりの中にいるとき、
さまざまな「制約」にしばられてしまうのだけど、
その「摩擦」こそが生の実感であったり、
自分という人間の価値の認識であったりするのだと思う。

自己完結的に自分の価値を見出せない僕としては、
自己発生的に自分の動機を見出せない僕としては、
このひきこもりという状況は、
望んでいるようで、実はそうではないのか?


周囲との「制約」の中に生きるとき、
ひとは、根源的な問いから目を背けることができるのだろう。

自分はなにもので、どこからきて、どこへいくのか。

この問いについて目を逸らし、考えないことで、
人は合理的に、滑らかに生きていく。

しかし、いまの僕は、常にこの問いに向き合っている。
もちろん、目を逸らしている時間はあるけども。


ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の一節が頭をよぎる。