話上手・聞き上手(1)

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話上手・聞き上手

 

話のうまい人はだれにでも好かれる。しかし聞き上手の人は、人にうまく話させる人である。

われわれは話を聞くのも好きであるが、話するのもまた愉快なのである。

人に話させないような人は、人の楽しみを奪う人でもある。

会話の間中、自分の話だけを聞かせたいような人は、自分勝手な人である。

話の中心が自分でないと気のすまないようなのは、我儘者である。相手が聞きたがっている時に話し、相手が話したい時に話させる、融通性のある人。

 

話術の達人徳川夢声は「『ハナシは人なり』といい、『コトバは心の使い』と言います。ココロがそのまま言葉になって現れ、ハナシとなって、人の心に働きかけるので、良い話をするには良い心を持っていなければなりません。だから訥弁の人でも、心の良い人は良い話ができます。例えば幼児のハナシです。

まだ、ロクに舌も廻らず、知っている言葉の数もわずかであるにもかかわらず、思わず大人が聞き耳をたてて、なんともいえない良い心持ちになるのは、幼児の心は神に近いからです。