何ごとも拘らぬ(2)

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日々話す相手には、家族・友だち(異性も)・目上の人・お客様など仕事上の人など、実にさまざまです。仲のいい友達と会って話す日ごろの何気ない会話においても、「少し相手の気分を害するような言葉を使った場合など、別れた後に、そんな自分の発言が気になることがあります。

「友達だから、いいじゃないか。きっと真意を判ってくれるだろう」と思っても、「いや、友達だからなおさら気にしてるんじゃないかなあ」と余計に気になるのです。

 「あの時は、ああ言ったが、こう言ったほうが良かったのではないか?」と悔やまれることばかり!

 「あの方はそんなことにこだわる人ではない」と思える人でも、本当にこだわってないのか何かの機会をつくって確かめたい心理になります。そして、理由を考えて電話する時には、小さな胸が高鳴ります。その第一声のトーンに全身の血が集まる思いです。そこで、相も変わらぬくったくのない声に接したとき、内心の安堵感はいかばかりか!つい、その後の会話における自分の声の上ずりを気にする方がいいくらいです。そんなことがあれば、その人をもっともっと好きになることうけあいです。さらに、尊敬の気持ちは敬愛の念へと高まることでしょう。

人間は、高等動物であるが故に、心にいろいろな「こだわり」を抱きます。

▽ 富・お金や物・・・一流ブランド商品・好きな食べ物

      大きな名誉や権力・・・地位・役職・褒章

      不断の享楽・・・遊び・ばくち・酒

嘲笑ところが、このようなものは普通多くの人々が求め、何がしかの満足を得ることはできます。しかし、富を得ても使い方に無教養を露呈し嘲笑われ、醜態無くなる不安と恐怖におののくのです。また長年にわたる権力の座への強いこだわりから、次第醜態を晒して晩年を汚す愚を犯して、闇夜に消える世の儚さにひとり涙するのです。