去る6月「徳川おてんば姫」が出版された数日後7月1日95歳で天寿へ。

大政奉還から150年の節目2017年に出版を決意された由。

慶喜が晩年を過ごした東京小石川区(現文京区)の徳川邸生れ。1万㎡

の大屋敷で姫として、使用人50人、庭に出るのも付き人という浮世離れ

の暮し!お転婆で擦り傷が絶えず「代将軍のお孫様がなんてことを」とよく

叱られた由。その中で感銘を受けた文章を見つけた。

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・・・徳川宗家の躾は、何よりも品格を重視した。行儀や言葉遣いは勿論、

“やりたくない”“嫌い”“美味しくない”といった人に不快な思いを抱かせる

ような言葉も決して基地にしてはいけませんでした」と述懐!

「位高ければ徳高きを要す」その信念は幼年期に培われた。・・・

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ご承知の仏語 Noblesse Obligeノブレス・オブリージュ

=高貴さは義務(責任)を強制する。

と同じような意味だが、日本語の「位高ければ徳高きを要す」

の響きが日本人にはしっくりくるように思う。

但し、私見では、「位低くともor位何なりともor位に拘らず徳高きを要す」

とあるべきであろう。