山見博康の「社長が広報を兼ねる」[005/03/03配信]
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│01│山見博康の「社長が広報を兼ねる」…………………3月10日著書を上梓
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■拙著第二作目の出版近し(1/2)
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来る3月10日私の第二作目『広報の達人になる法』がダイヤモンド社より、出版されます。
三年前の第一作目『会社をマスコミに売り込む法』(ダイヤモンド社)は、「中小・ベンチャー企業のための」という副題がありましたが、今度の副題は「戦略的PR活動のための88の鉄則」というものです。
最初の本は社長向けの本でした。神戸製鋼での長い経験と経営コンサルティング会社で多くの中小企業経営者への広報実践をもとに、もっと多くの経営者の皆さまに広報の必要性を訴え、かつ直ぐにでもお役に立つことを解説したいと思ってまとめたものです。
中小企業は、<いいもの>をもっているから生きている。それをマスコミを通じて広く報せることが業績の拡大にもつながり、知名度やイメージ向上にも直結することをお伝えしたかったのです。この本は6千部印刷され、ほとんど売り切れ状態の今、幸運にも、タイミングよく第二作目出版が目の前です。
今度の本は、広報担当者のレベルアップのための実践指南書です。実は第一作目出版当時より、広報担当者の実力向上に役立つ本の出版を目論み、徐々に筆を進めていました。
それは、二十年以上にわたり大小企業で実践してきた経験やノウハウを広くまた長くお伝えしたいとの思いであり、広報に育てられた私の使命感のようなものでしょうか。
そしてここに時が巡って来たのです。その時代的な背景は、次の通りです。
・「広報力」の優劣が業績を変える時代になった。「報せる能力」向上が必要。
・企業危機の多発やCSRへの関心の高まりが広報体制の強化を促進する。
・「ブランド化」の重要性が認識され、特に女性の起用が多くなっている。
・中堅中小企業やベンチャー企業でも広報の必要性が高まっている。
■二作目の執筆の背景およびその特徴(2/2)
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次に、本書の特徴を述べてみましょう。
・「広報力」を高め、「人間力」も高める本。読者が理解し易くするために85以上の書籍(主に文庫本)より古今の名言を多く引用。
・実践体験から得た独自の思想・ノウハウを、覚え易い和歌調でわかり易く解説。
・新任から上級者レベルまで座右で役立つ豊富かつ詳細な内容。
・主要メディアおよび企業幹部からの「達人志望者に望む」メッセージを掲載。
本書は、広報の「達人」になるための即効力ある実践指南書です。また、PRに携わる人たちの思想を高める本になればありがたいと思っています。
さらには、ビジネス人・社会人として、ひとりの人間としての向上に役立つ啓蒙書でもありたいと祈っています。つまり「広報の達人」は「ビジネスの達人」にも通じるのです。
従いまして、広く広報・PRに携わる方のみならず、セールスやマーケティング担当者、さらに一般のビジネス人にもお役に立てるものと信じています。
本書の趣旨に賛同いただいた日産自動車カルロス・ゴーン社長に「序文」を、また各分野の代表的企業22社、PR会社5社、それに新聞・テレビ・ビジネス誌など主要15メディアの幹部にも、「広報達人志望者に望む」アドバイスを賜りました。
これにより、読者の皆さまはきっと具体的・実践的示唆と向上への勇気とを授かることでありましょう。本書は、4分の1世紀にわたる経験とノウハウを3年がかりでようやくまとめた、私の精神のエキスです。多くのみなさまにお読みいただき、広報力向上のお役に立つことを願うものであります。
【山見博康記】
作成日:2005-03-03