新時代!社長が広報を兼ねる(連載) [2003/08/01配信]
■記者の正体(続き:狩猟民族)(2-1)
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【4】記者は「抜いた・抜かれた世界」を生き抜くローテク型狩猟民族
日本人は農耕民族ですが記者は欧米人と同じく狩猟民族です。だれも獲れない獲物(特ダネ)は「抜いた」といい、先を越されたら「抜かれた」といって悔しがる。
狩猟民族記者は「単独取材」を好み、その行動は実はローテクつまり地道に手間と時間をかけるほどいい仕事ができることを知っています。
獲物を見つけると何がなんでも食らいつき徹底的に追い立てる。他の競争相手が出たら尚更闘争心をむき出しにし、絶対に真っ先に獲る。夜討ち・朝駆け朝飯前。しかも最新鋭機器を駆使、相手が大きな獲物であればあるほど、闘争心を掻き立てます。時間も限られているので、逃がさないように他の仲間と周りを固める連携もうまい。
少しでも大きな獲物、誰も獲れないような珍しい獲物を本能的に追い求め、仕留めようとする。一匹の獲物を敏捷な動きととっさの判断で仕留めることも得意だが、自分だけのわなを仕掛けて、じっくり獲物を待つという長期戦も得意で、忍耐強く、また執念深い狩猟民族なのです。
良い獲物を獲った者には、それだけ分け前も大きくなります。最高の巨大な獲物をしとめれば、(特ダネの一面トップニュース)、酋長(会社)から大きなご褒美がでる。
それは一生の誇りで、常にその誇りを追い求めている。 記者の中には、獲物を追い求めるあまり、相手の都合も構わず傍若無人な振る舞いをする輩もいるので気をつけましょう。
■記者の正体(続き:究極のグルメ他)
(2-2)
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【5】記者は究極のグルメ
記者はとにかく食べ歩きが大好き。どんな料理でも新鮮で珍しければ、また飛び切りうまい料理ならばどこへでも行く。パリの超高級レストラン「ツールダルジャン」の鴨料理のような超一流でもタイ奥地のエスニック料理でも目新しい素材や独特の味を好む「究極のゲテモノ好き」といえましょう。好みに偏りのないバランスが大切でしょう。
【6】記者は反骨精神豊かな人情の人
東に世の中に役に立ちそうないい話があれば誰よりも早く行って、何か多くの人に知らせてあげられないかと考え、西に困った人がいたり、また心温まる話があれば、じっくり聞いてあげる。日の当たらない社会や真面目に生きているのに苦しんでいる人たちに希望の光を与えようと尽力します。
そのために時には公権力や悪徳企業と敢然と闘うのです。今日のような厳しい、先行き明るさの見えない世の中にはこのような記者は一層その輝くを増してきます。
【7】記者は効率の人、スピードの人
常にV&I(バリュウとインパクト)を追い求め、それを外れることには特に興味を示さない効率重視の第一人者です。優秀なる頭脳を駆使するが、体力も必要なだけにその行動には高い効率と優れた生産性が必要。
細かい情報を繋ぎあわせ、短時間に記事という製品にしてアウトプットが必要なので、常に〆切時間に追われています。つまり、F1レース並みのスピード狂といえましょう。
【山見博康・記】