絶対、記事にできる社長の極意とは

前回、企業とメディアとお客さまの関係を学びました。つまり、近くのお客さまには営業担当者が顧客訪問して自社商品・サービスの価値を報せ、ご興味があればビジネスを行うわけですが、遠くのそして多くのお客さまには、メディアを通じて報せることでビジネスが拡大するのです。メディアに商品・サービスの価値を報せ記事にして報道してもらうためには、記者にきちんとご説明しなければなりません。そして適切に理解していただき記事にする意欲をもってもらう行為を「広報活動」というわけです。私は企業の代表選手たる社長が率先垂範して、これを遂行するべきだと思っています。                 
それでは、絶対、記事にできるための社長の極意とは何でしょうか?

 それには「三つの極意」があります。まず第一は「絶対、記事にしようと思うこと」です。「ナーんだ、そんなことか!」と思われたことでしょう。
 私は神戸製鋼の広報に携わりましたが、その頃は記事が載るのは当然、それよりも「どう載るか?載せるか?」について日夜工夫しながら、記者とお付合いしていました。それから転身を図り、多くの中堅中小企業の社長さん方にお会いしましたが、ごぞって「自社の記事がほんとうに載るのか?」と疑問に思っておられたのです。つまり「記事は読むものであって載るものではない」と変な自信をもっておられるのです。従って、これから社長たるもの「絶対、記事にしようと思う」こと。思わないことは決して実現しません。

■「絶対、記事にできる」自信と確信(2-2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 二番目は「自分は一流の広報担当社長である」と自信をもつことです。自信をもつと共に広報を経営と捉え日々実践を心がけなければなりません。                                                三番目は、「記者はいつも私を待っている」と確信をもつことです。「企業とメディア」=「広報と報道」つまり「社長と記者」の関係を思い出してください。
 社長は「企業拡大のために情報を提供してメディアに報道してもらたい人」、一方記者は「情報を入手して、記事にし報道するのが仕事の人」です。
 記者は企業から情報を入手しなければ仕事はできません。記事にする原材料がないのですから。従って、記者は企業の情報提供を待っているのです。「記事にしよう」と思い、「超一流の広報担当社長」と自信を持っていれば、「記者はきっと自分の情報提供を待っているんだ」との確信が持てるのです。いや持たなければいけません。この最後の確信をもてるかどうかが私が力説する「広報担当社長」になれるかどうかのキーポイントなのです。                          しかしもっと上があります。単なる「広報担当社長」ではまだまだもの足りません。私が常に力説することは「動く広報担当社長になれ!」ということです。それには「記者にいい仕事をしてもらいたい」「自分が価値ある情報を提供することによって、(共通のお客さまである)読者・視聴者に価値があり、喜ばれる報道をしてもらいたい」という気持ちをもてるかどうかであります。
 ただの社長ではダメです。「超一流の動く広報担当社長」たれ!              
              山見博康