読者メールから ─────────────────────────

 ◎2/15配信「新時代!社長が広報を兼ねる」コーナ-を見た読者J・Y(東京・女性)さんから以下のような[意見・感想]メールをいただきました。

[私は取材する側のライターです。広告、広報の違いなどについて一言。普段取材(月刊誌、新聞)を企業にお願いする身としては、このことを知っている方とそうでない方が担当である企業により応対が違うというのは痛感いたします。(中略)知らない方が広報の場合、自分の都合は教えない、依頼書を送っておいてなどすぐ電話を切りたがり二度と連絡したくないと思わせます。(中略)新聞・雑誌でもメジャーなところにならば宣伝効果も高いがそうでないところは相手にしないというのが丸見えです。フリーで活動している人などはメジャーなところだけで活動しているとは限りません。少なくとも私の中ではあの会社には二度とお願いしないという考えが生まれます。メジャーなところだけを相手という広報の頭ではいい広報はできないと思います。経営に柔軟な方法をとっている企業のWebは見やすいです。きちんと整っています。Webでの第一印象がそのまま広報の方の印象=企業イメージというのはほぼ間違い
ないところと思われます。]


 [筆者(山見博康)の回答]

ご意見に同感です。そのような対応を平気でする人は広報担当として失格のみならずビジネスパースンとしてこれから企業内で生きていけないでしょう。
 私はそのような対応しかできない人物を広報担当にする幹部の見識を疑います。もっといえば、そのような社員教育しかできない企業の姿勢を悲観し、その企業の将来を憂えます。(中略)
私の主張する広報担当の要諦は、小さなメディアを大事にすることです。また小さな記事をありがたく思う気持ちです。「自分はメジャーのメディアだけをターゲットにしている」などと豪語している輩は早晩広報の世界から消えていくことでしょう。大いなる錯覚をしないようにしなければなりません。地道な、そしてきめ細やかな記者への配慮を怠る人物を広報という経営の先端部署にのさばらせる企業は早晩衰退の憂き目をみることになりましょう。

 以上