好評のSMBCコンサルティング主催「広報実践セミナー」の中でも今回は「危機対応」に特化したセミナーです。
企業事故・不祥事発覚!その時、貴社は或いは貴方はどうするのか?について理論と実践で学び、身に付けて頂きます。
SMBC企業広報セミナー
「企業事故・不祥事危機対応からプレスリリースの書き方迄」
■ねらい
近年、企業事故・事件・不祥事が頻発し、メディアを賑わせていますが、それらに対応する広報部門に求められる役割・機能は益々重要になっています。常日頃どのような体制で臨み、事前対応を行っておくのか? そして危機発生時にどんなアクションをとり、いかに必要な情報を集め・纏め、対外的・社内的に適宜適切な発信を行うのか? そして社会やステークホルダーとどのように密接なコミュニケーションをとるのか?等々、広報部門が企業の経営戦略を支える部門へと一段と高度化する必要性が増してきています。そのような中、広報部門や危機管理部門の人材を育成し、戦略部門としての危機対応機能を強化することは、企業にとって最優先の課題であります。
そこで本コースは、平時において常日頃における広報部門の果たすべき役割や日々の業務に関する本質を理解いただくとともに、広報担当者や危機管理担当者に求められる危機発生時の「社内対応」と「対外的マスコミ対応」の実務を修得いただきます。具体的には、「企業広報の本質」に焦点をあて企業としての在り方と広報の本質について理論的に理解してもらい、「マスコミ対応」をテーマとして、日本のメディアの特徴、企業とメディアの関係、記者の特性等を深く理解し、記者がなぜ夜討ちするのか? 記者はどんな質問をするのか? 等の疑問にも即解、「危機対応の基本」を実践的なケーススタディや実習・グループ討議等々を豊富に交えながら、プロセスとして一気通貫で理解し、身につくように学んでいただきます。また、緊急時のプレスリリースやQ&Aの作成方法を学び、多くのQを出す演習を通じて質問予測力の向上を図ります。
加えてそれらを模擬記者会見や個別インタビューなど、広報担当者が経験しておくべき場面をリアルな感覚で体験いただきます。
■プログラム
第1部:企業広報の基礎と危機対応の基本
1.初めに
演習1:自己紹介実践演習2人でロールプレイ:自己紹介が広報の原点
(1)人はなぜお化粧するのか? 服装を整えるのか?
(2)効果的自己紹介法10か条とは? 1分で考え、1分で紹介
(3)自分を売り込めない人は会社も商品も売り込めない
(4)Yes―Butでコメント力をつけよう
2.広報の本質・PR・IRとは何か
(1)広報はメディア付合いではない! 周りの皆に誇りと喜びを与える崇高な仕事!
(2)広報は真の会社(真人間)造り! 永続企業となる必須条件!
(3)なぜ有名になりイメージを上げる必要があるのか?
(4)グローバル時代における広報部門のあり方
(5)価値を報せることが広報の本質・・・メディアとは
(6)記事と広告の違いとは
(7)企業とメディアの関係を的確に理解すれば、記者とのコミュニケーション法が分る
3.メディアとは
(1)メディアの本質とは何か
(2)メディアの種類と特徴
(3)メディアと企業の関係をつぶさに理解しよう。
(4)記事は「共創の作品」か「妥協の作品」か?
(5)全方位PR法とは? 真に伝えたい人はメディアではない!
4.ニュースとは何か
(1)どんなものがニュースになるか、32のキーワードで考えよう。
(2)ニュースの探し方とニュースが集める・集まる仕組みを作れ
(3)USP&UDPを三つの独で考えよう。条件付きキーワードとは?
5.記事をいかに出すか?
(1)記事の出方・出し方には3つ+3つある
(2)記事を出す具体的方法とは
(3)記者クラブとその活用法とは
(4)〆切の理解なしになぜ夜討ち・朝駆けが起きるかは分らない
(5)戦略的広報とその実践法とは
6. 演習2.自社の価値を見つける実践演習【グループ討議】
(1)自社商品・サービスの「USP&UDP」をリストアップしよう
(2)グループに分かれて、それを紹介してみよう
(3)Yes―Butで相互に評価し合おう
7.危機にいかに対応すべきか
(1)企業危機とは何か・・・著名であればある程失うものは大きい!
(2)危機への事前対応とは・・・常に更新を怠るな!
(3)危機が起きたら「七つの直」で対応せよ。
なぜ発表するのか?マクドナルド、旭化成、東芝等の対応を考える
(4)危機発生から発表迄の全プロセスを解明、抜かりなく!
(5)トップが会見に出たがらない真の理由?核心に近い人物程隠蔽に近づく!
(6)緊急時の公式見解(プレスリリース)作成のポイント・・・確定事項は網羅せよ!
(7)危機に際してのマスコミ対応の心得:正しい発表の仕方とは
自分にコントロールできる5か条に全力を注げ:「人は外見が9割」の嘘!
8.演習3.想定外のQを無くせ! 多方面から多くのQを出す実践演習
(1)Q&Aの作成プロセスとは? 質問予測力を駆使せよ!
(2)多くのQを出すポイントとは? 6W5Hを抜かすな!
(3)テーマ「工場で事故発生」どんなQが予想されるか?
(4)先ず1人で考え、次にグループで意見交換する
9. 演習4.危機迫る!いつ発表するのか?メディア対応実践演習 【グループ討議】
(1)テーマ:「自社の顧客情報が漏洩した恐れあり!貴方は広報課長、さあ、どうしよう!」
(2)いつ発表すべきか? いつトップに上げるべきか?の判断をグループで競う
(3)先ず1人で考え、次にグループで討議、決定、発表する
(4)講師コメント&意見交換
10.演習5.緊急時インタビュー!危機発生後の問合せ対応実践演習 【グループ演習&ロールプレイ】
(1)テーマ:「朝目覚め新聞を見ると、1面トップ白抜き5段見出しで『自社の情報漏洩事件発覚!』との記事が目に飛び込んできた。貴方は広報課長、さあ、どうしよう!」
(2)自宅から公表迄のプロセスを先ず1人で考え、次にグループで討議、決定、発表する
(3)次にQ&Aに基づき、1人が発表者、相手は記者役でロールプレイ 実践インタビュー!
11.広報担当者の日々の業務とその実務
(1)日々の業務と報道対応を含む実践のポイントとは
(2)クリッピングの重要性を理解しコメント力を養う
(3)社内報の作り方の秘訣
(4)ネット時代に対応しよう
12.広報担当者のあり方
(1)「小」「多」「異」がキーワード
(2)御用聞きであれ。社内記者となれ。
(3)スポークスパースンとしての心得とは
(4)これからのあるべき姿とその修養法
(5) 広報担当になって学べる10か条
[講演・セミナー]
日時 2016/06/17 (金) 10:00-17:00
名称 SMBCコンサルティング「広報実践セミナー」
テーマ 危機対応プレスリリースの書き方&発表実践迄
場所 SMBCコンサルティングセミナールーム(東京八重洲)