最近大企業のいろいろな不祥事がマスコミを騒がせている。雪印事件、東電事件、日本ハム事件、日本信販事件・・・・業界を問わず、その内容は多種多様、枚挙に暇がないほどである。

そのような事件を横目に見ながら、中小・ベンチャー企業経営者は、往々にして、「自分の会社に限ってそんなことはなかろう」とか「(よもや起こらないと思うが)何か起こったときに対応するばいいんだ」と、危機を軽んずる風がある。
つまり「危機意識の欠如」である。これでは何かが起こった時に右往左往するばかりだ。また、有能な、そして決断力あるワンマン経営者は「裸の王様」になりがちだ。つまり、悪い情報が入らないことに気がつかない。
これからは、「まさか経営」から「ひょっとしたら経営」への脱皮が急務であろう。