『至誠の咆哮』
今日のテーマ:「人を知る法」第35条
「片意地」
2013年2月22日(金)
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美人でありたい、金持ちになりたい、人気が欲しい、名誉も得たい、人を思う通りに動かしてみたい。それは出来ない相談であっても、誰もが心の底に持っている願望である。この願望あって、我々は様々な努力を
重ねていく。しかし、その努力もなかなかうまく通らないので、意固地になったり、我儘になったり、すねたり、不平を言ったりしているわけだ。
もし、我々に欲望がなければ、人々はこうまでいぢけたり、頑固になったりはしないだろう。だから欲望の強い人間ほど片意地になる。
自分の力を頼りに頑として動かない者は、憎らしいところがあっても信じることができる。且つその能力が真に大なる者であれば、世の中に役立つことも多いものである。そんな人は他人の言うことに耳を貸さない。
我が道を行く感じだ。そんな人の方が、結局何か大業を為し跳べることが多いものである。
逆に欲望は欲望として、現実を捉えるためには、他の視点を受け入れる柔軟な姿勢が必要でもある。