∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 『至誠の咆哮』
今日のテーマ『人を知る秘訣』
「月とスッポン」
2011年8月28日(日)
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人を恨む事や怒る事を知らない人がある。非常に立派な人間の様に見える。
ところが中には慎むことも知らない代わりに、人を愛する事も知らないと言う様な馬鹿である場合もあるものだ。愛憎のない人にこんなのがいる。遠くから眺めるにはいいとしても、そばにいたらあきる人間である。少しも頼りにならない。
偉くて愛憎を超越した人間とは月とスッポンほど違うものである。
淡泊な人もそうだ。何事も淡々とした人、何が起きても悠々とした人がある。
物事にこだわらない人もいる。そんな人は物事に鷹揚な感じで、傍目には大人(たいじん)の様に見える。しかし、そんな人は、すべてにおいて淡々とし、悠然とし、鷹揚に構えているのであってそれが性格になって人生を形作っていると言えよう。つまり、ややこしいことには自分から手を下さない人、下せない人だ。淡泊というよりも冷淡なのである。
何にもこだわりのない人とは、何も成し遂げられない人、成し遂げようとしない人でもある。その辺の見極めをしつつ、日々接する人をしっかりと見ていかないと時に大きく間違う。そんな人とは思わなかった、となる。