バリューインテグレーター(価値統合家)        『至誠の咆哮』
     『人を知る秘訣』第11条
「こんな私に誰がした」
   2011年3月11日(金) 
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 自分が罪を犯して、世間に恐縮するどころか「こんな私に誰がした」などとおどかしたり、開き直ったり、涙を流して溜息をついたりして同情を求めたりするのを、何か気の利いた人のように思う人がありますが、こんな私に誰がしたのでもなくて、本当は自分がしたのです。誰も罪人になることを勧める人もなく堕落を手伝う人もいません。
こんな人は何をしでかしても、悪い事はみな世間や世間の人々がそうさせるものと思えるような無責任な甘ちゃんだ。
人のせいにするつまり自分自身に矢を向けない人はいつまでたっても成長しない人であり、自分を正当化することに神経が行き過ぎ、人に対する思いやりがなくなっていく人でもあります。
何が起きてもまずは自分はどうなのか?と思いを馳せる人は成長の余地が大きい。