∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 今日のテーマ:『人を知る秘訣』
第9条 「さかさ恨み」
2011年2月22日(火)
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ある問題が起こって自分が負けたり、損をしたりすると、必ず相手を恨む人がいます。事の次第はどうでもただ相手を恨むのです。こういう人の言い分は、いつでも自分が正しく、相手が悪人に決まっているものです。
しかし物事はそんなに単純ではありません。立場の違いによって、正義のありか、良悪のありかが異なるのです。一方がどんなに正しいと主張しても、第三者の目から見ると、そうとは言えず、もう一方の判断の方が先ず穏当な裁きであり、適当な解決である事も多いものです。
どっちの言い分にも寸分の狂いもなく当てはまる公平と言う事は決して作り得ないもの。何にしても我利我利亡者が勝手に起こす争いだから。
私達は、いかなる場合においても自分の立場で少しでも自分が有利になるような理屈付けをし、主張しているものであることを肝に銘じているべきです。すると少しは公平感を相手に与え、思いやりある人物だと言う評価が得られるものではないだろうか。