今日のテーマ:『人を知る秘訣』第3条
「人を映す鏡」
同じ人間がある人には善人に見え、ある人には悪人に見えます。また有る人には魅力のある人間がある人にはまるっきり魅力がないこともあります。可愛い人間が直ぐにも憎くなり、嫌いだ嫌いだと言っていた人間といつの間にか結婚して幸せげに暮らしていたりするものです。
人間が人間を見る眼位、当てにならないものはありません。何故なら人間はその時の自分の眼をめぐる周囲を背景にしたところに映ったその時の人しか見る事が出来ないからです。
自分の成長に応じて見る眼も変化します。小さな時に凄い人と思っていても、その通りだった人もいるし、大きくなってみると普通の人だったりもします。
人を見る基準もその人の価値観、人生観、倫理観、道徳観、慣習・・などによって大きく異なってきます。
何十年ぶりに小学校や中学校の友人にあったら、すっかり話が合わなくなっていることが多いのもそのせいです。もちろん小さい時の話はつきませんが、その範囲になります。それでも友人とは時代の価値があります。それぞれの価値に応じて面白さと喜び感じることができ、それに合わせた話ができるようになるといいのでしょう。
そこで、お付き合いする人は、同じ範囲の人ばかりであれば人間が狭くなるもの。大きな人間になろうとすれば、多様な人と交わっても相手に応じてお互いに楽しめるようにできることかもしれません。