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バリューインテグレーター『至誠の咆哮』
 今日のテーマ:『人に好かれる法』
      「甘え上手」
  2010年4月26日(月) 
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人は甘えさす人は好かれるのは当然ですが、また甘え上手の人間も人に好かれるものです。人に甘えることのできる人間は、また人を信用する人間だからです。いくら親切にしても受け取らない、すねた人間は人に愛されないものです。
図々しくならず、人に迷惑をかけないで、気持ちよく甘えられる人間は、正しく人を見る眼を持っており、賢さも備えているものなのです。

良い例が母親と赤ちゃんの間のことを考えてみましょう。赤ちゃんはなぜ母親を好きなのでしょうか? それは、何でも言う通りしてくれるから、嫌いなことは一切せず、自分の好きなことだけをひたすらやってくれるからです。しかも、これをやって!という前に、赤ちゃんンのやってもらいたいことを察して、それ以上のことをやってあげようとするからです。

また、何かしたいというと、すぐにその希望を叶えてくれるからです。お金をとるわけではなく、喜んでやってくれるのです。こんな人が誰にも好かれることは言うまでもありません。
 古来から「人にしてもらいたいように、人にもそうしなさい」という訓えがあり
ますが、甘えさせる人とは、徹底してそうできる人でしょう。

 又、一方では、甘え上手な人も人に好かれるというのも事実でしょう。人は甘え
慕ってくる人間を可愛がるものです。それは、我が子が甘えれば甘える程可愛いと思うことを考えればすぐ分かります。甘えてこない、つまり懐かない子供は好きにならないことです。何でも甘え声ですり寄っておねだりする子供の方が、自立心があるのはいいが、何でも反発し甘えてこない子供を好きになるのは自然です。

会社でもそうです。頼ってくる部下の方が可愛いものです。
犬も尻尾を振ってすり寄り、頭を撫でて欲しい欲しいと甘えてすり寄ってくると、
可愛いものです。そうすると、犬もぺろぺり顔を舐めてくれるものです。

人に甘えることができない人は、至って心が狭いもの。そんな人は甘えさせない
人だからです。どこかに人を入れないバリアーを張って、人に警戒心を抱かせる雰囲気を持っているからでしょう。
私達はまず、自分から甘えるようと心掛けることです。但し、その人のどこの部分に
甘えることができるか?をよく観察吟味する必要があります。その部分とはその人が誇りにしている点、強みに思っている点、他よりも優れていると密かに自信を抱いている点、教えてやりたいと思っているなどについて甘えて上げることがその秘訣です。
 本人の弱みと感じている部分に頼られると自尊心を失い、傷つきます。ということは好かれることはなく、むしろ敬遠されることになりましょう。

相手に好かれようとすることは、その人の美点、長所、誇り点に加えて、その人が他人と違うと思っている異別点・差別点(差異別点)を見出してあげる・・・
それは結局思いやりになるのです。