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今日のテーマ:「地方企業のPR法」
2011年9月18日(日)
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私は福岡で焼酎など酒類の製造販売会社に勤務。これから更に事業拡大に向けてPRに力を入れる方針で私がその担当に任命されたところです。そこで、地方で記事にする方法を教えて下さい。何かノウハウはありませんか?
地方の小さな会社はまず地元での知名度向上・イメージアップを図ることが第一です。すると全国ネタの可能性が膨らむものです。
ある地元の会社が新商品に関するニュースネタを記事にしたい場合、次のような方法があります。
(ア)地元記者クラブで一斉発表し
プレスリリースする
(イ)地元紙の経済部に電話して
「取材要請」する
(ウ) 読売等一般紙の地方版を狙って 「取材要請」する
(エ)地方の全国経済産業紙に「取材要請」
①「日経産業新聞」「日経MJ新聞」は、 日経地方支局に電話する。
(日経本紙記者なので本紙記事になる
可能性あり)
②「フジサンケイビジネスアイ」は、
産経新聞地方支局に電話する
③「日刊工業新聞」は、地方支局に電話
(オ)通信社に「取材要請」すると他の地方 紙に掲載される可能性あり
(カ)イベントなど“映像になる”のであれ ばテレビ地方局に「取材要請」する
(ア)一斉発表:記者クラブに発表申込み が必要です。出来るだけ社長や幹部が レクチャー付きでの発表をお勧めしま す。
場所は記者クラブでもいいのですが、 工場招待も喜ばれます。
地方には雑誌、女性誌などはないの で、直接プレスリリースを送り、電話 でコンタクトして下さい。
(イ)~(カ)個別取材要請:もっとイン パクトある内容で大きく間違いなく取 り上げてもらいたい場合には(イ)以 下を実践してください。
どのメディアかを決めれば、すぐ電話し編集局につないでもらいます。
・「地元でOOを製造販売しているXX会社の社長ですが、こんな画期的な新商品を開発し、来月より販売開始します。御社(だけ)にぜひ取材願いだくお電話しました。ご興味おありであればよろしくお願いします」とOnly you!を強調すると
・「どんな内容ですか? どんな特徴や差別点がありますか?」と訊か れたら、
・USP・UDPの内容を簡単に話すと、まず取材してくれます。
いずれの方法でもどしどしアプローチして個別に取材をお願いして下さい。
地方での継続的なPR活動として留意するポイントは下図の通りです。
これに加えてウェブサイトを充実し、社長ブログ・メルマガやツイッターなど何でも駆使して、ネットでどしどし発信しましょう。
ネットはボーダーレスですので、地方発のニュースが全国を駆け巡るのです。
それにより、地方ブランドが全国ブランドになることができるでしょう。
会社は永遠。地元記者との人脈構築が長期的PRに効果的な方法であり会社の「資産」となります
それぞれの町の生い立ちや歴史上の意義などに光を当て直し、自分のところの特徴や特質などを調べて物語化してみましょう。「報せなければ買って(書いて)いただけない。買って(書いて)いただけないのは報せる努力が足りない」のです。