今日のテーマ:「配慮」
2010年8月21日(土)
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配慮せよ きめ細やかな「気遣い」が
思いがけない記事を産むなり
多くの企業がお客様第一主義を掲げています。しかし、それでは差別化は表現できません。他社との違いは、その深さときめ細やかさが決め手になるのです。広報のお客様である記者にも同じなのです。
それには臨機応変に、相手を思いやる心がなければなりません。
また、社内的にも細かいところまで目配りを徹底することが肝心です。
社内外へのきめの細かい配慮は、いつかは実を結ぶことになります。
そのためには地道な日々の努力の積み重ねが必要なのです。
そうしていると思いがけないところで、記事に取り上げられているケースが出てくるのです。
新渡戸稲造は「人も知らず、我自身も知らないでいる恩がたくさんある。かくのごとき恵みが人生の中に数限りなくあることを常に記憶に存しておきたい。たまには誰が告げるとはなしに、ふと有難味を覚えて、
ほとんど相手知らずに帽を脱し、跪(ひざまず)いて、有難さに、涙に咽(むせ)ぶこともある」(『自警録』)と人情の柔らかさや深さに感謝しています。
広報卓越者をを志す貴方としては常に、情報を差し上げる姿勢、いただく姿勢で人に接することを心がけなければなりません。
将来の期待を信じ、地道な仕事を積み重ねていくこと。するときっといつかその報いが飛び込んでくるものです。
人知れず、行く先々で花咲爺さんのように、自分から恩を散布していく人は、楽しみを未来にとっておくものです。
「積善の家には必ず余慶あり」
(『易経』)