『広報卓越者になる法』
今日のテーマ:「記者が探すネタとは」
2010年4月23日(金)
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記者はどんなネタを探しているか
生れた記事・ニュース報道は、実際に企業の経営戦略や業績拡大に影響を及ぼし、顧客や一般の人に恩恵を与え、国民生活にも貢献できるのです。
社会の公器としての立場から、国の経済あるいは国政へも時には大きな影響力をもつことになります。
それでは、記者は具体的どんなネタを探しているのかを考えてみましょう。
まず、記者が最も書きたい記事は「スクープ記事」つまり「特ダネ」です。
情報がどこから来ようと独自取材をして、単独記事をものにしたいのです。それが「ジャーナリストとしての本分」です。
そこで、トップ人事や合併や提携などのM&Aがらみのニュースに最も興味を示すものです。しかし、2月や8月のようなネタの少ない時期や原稿が少ない時にも、コンスタントに内容ある記事が書ける記者も高く評価されます。日頃から地道な取材を行い安定した記事を書いている人が、結局特ダネ記事をものにするのです。
それは、一般企業でも然り。一発狙いの営業マンよりも、日々地道な顧客回りを通じて顧客から信頼を得て愛されている営業マンが、結局大きな実績をあげることと同じでしょう。
小企業は、この顧客価値や社会価値のあるニュースネタを探して下さい。
それには、読者に役立つ価値、消費者に役立つ価値、企業に役立つ価値・・・と多様な観点からの価値に着目する習慣をつけることが大切です。
更にこれらに旬の話題やトレンド、国際性などを組み合わせて新しい価値を創ってもいいのです。ライバルに負けないような価値を考えること。
PRは“戦い”であり、“競争”なのです。