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  『広報卓越者になる法』   
 今日のテーマ:「A&P」を目指せ
   2010年3月27日(土)
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■A&Pになり切ろう
「広報担当はA&Pである」「A=ARTIST」です。
つまり「役者」として誰の役も務まるようにならなければなりません。
時には、社長に成り替わって同じことを説明する必要があります。
時には、営業部長になって営業戦略について、もっともらしい話をとうとうとするのです。
 それには、よく勉強して質問予測力を駆使し、記者からのどんな質問にも回答できるように当事者と準備万端にしておくことが不可欠。それができてこそ、有能な広報卓越者なのです。

もう一つが「P=PRDUCER」です。

つまり「演出家」に徹して、役者である社長や経営幹部、更には末端組織の社員にまで適切な出番を与える役割です。どの人に出番をお願いするかは、ケースバイケース。
その時々の記者の関心テーマ、つまり業績との兼ね合いなどの社内事情、ライバルとの関係、経済状況などの客観情勢などを踏まえて、どのレベルのどの役員や部長に出てもらうかを演出するのです。

そして、前述のように発表者(面談応対者)に加えて、同席者をつけること。
すると記者に喜ばれます。喜ばれると「記事が膨らむ+増える」ことになり、自分の創造的仕事の成果を目の当たりに見ることができます。
その同席者選定から出席要請、さらに同席の役割などを明確にしておく必要があり、役者活用のプロセスや配慮をも実践的に学ぶことが大いに貴方を育ててくれるのです。

広報の仕事は、プレスリリースを書いて配信することは、まず誰でもできる仕事で、「自分だけの独創的仕事」ではありません。
それよりも、「面談の数を増やす+同席者をつける」ことです。これをやれない人、やろうとしない人は、広報担当として失格です。早く他の仕事に変える方が会社の為、本人の為です。