当社は、来る4月5日、ダイヤモンド社より、60年前に50万人以上が読んだ大ベストセラーの復刻版『人に好かれる法』(近藤信緒著・山見博康編)及びその解説書『だから嫌われる』(近藤信緒の「人に好かれる法」50ヵ条)(山見博康著)を同時に上梓します。
いずれも1365円(税込)。


  

 

 1949(昭和24)年初版の『人に好かれる法』は、戦後精神的に疲弊した全国の青少年に生きる指針と勇気を与えた本。後者は、その最終章にある「人に好かれる法50ヵ条」に関して山見博康が過去2年間、自身のメルマガで解説していたもののまとめです。各条の最後に記した   
第一条 約束を守れ
 「軽く約束、軽く破る・・・だから嫌われる」
第八条 話上手・聞き上手
 「見ザル、聞かザル、しゃべりザル・・・だから嫌われる」
などの「・・・だから嫌われる」標語シリーズが、読者夫々の「自省の糧」となれば幸いです。
 このように60年も前の復刻本とその解説本の同時出版は出版界初めてです。

 私は、広報PRの専門書を4冊出版していますが、今回のような一般書は初めての試みで、順調にいけば、ビジネス書に加えて教養書・啓蒙書の分野での著作も続けていく所存です。

 近藤信緒こと池田敏子さん(故人)は、1949年池田書店創業。当時では珍しい女性ベンチャー企業経営者として多くの教養書・実用書を出版、自らも10冊以上の教養書を上梓。最大の功績は1960年性革命を起した『性生活の知恵』(謝国権著)の出版。420万部という大ベストセラーとなり女性の3人に1人が読んだのです。

【背景】(「はじめに」などから抜粋)
○手元にある一冊の古書『人に好かれる法』が、私の人生を変えてくれました。今から30年以上も前、まだ30歳ころです。一読して深く感動し、爾来「座右の書」として片時も離さず、神戸製鋼時代から共に世界を旅したのです。
○末っ子でわがまま、好き嫌いが多く感情がすぐ表に出す欠点も、本書によって日々の過ごし方・人との接し方・人間としてのあるべき姿を学び、少しは矯正されているようです。
○その断固たる調子、確固たる態度、それに伴う明晰判明な表現から、その著者近藤信緒を敬愛し、この「男性」との出会いを願いましたが、3年前、実は女性で池田書店創業者だと知り実に驚きました。
○戦後の荒廃期に全国の青少年を励ました 本なので、「現代の人にも読んでもらいたい」と04年にダイヤモンド社に相談すると「これは現代にも通じる。ぜひ復刻しよう」となり、2年後の復刻を目指すことになったのです。
○そこで、私はメルマガ『至誠の咆哮』において、原書の終章にある「人に好かれる法50ケ条」を1ヵ条ずつ解説し始めました。それが終了した2年後の今『だから嫌われる』となって『人に好かれる法』との同時出版が実現したのです。


【読者対象】
◎人に好かれたいと願っている人
◎好きになることを通じて、真の人間性を高めたい人
◎自分の生き方を模索している十代・二十代の青少年諸君
◎よりよい人間関係を築きたいビジネス人・一般の人
◎もっとコミュニケーションの環を拡げたい女性達
◎団塊世代の人たち・より潤いのある余生を送りたい年配者
◎自分も会社も好かれたいと願う人たち(特にPR広報広告担当)

【願い】
●より良い「好き方・好かれ方」を学ぶことによって、人生に迷う人の指針となり、軋轢(あつれき)に苦しむ人の心の安 らぎとなり、コミュニケーションに悩む人のささやかなともし火となればこれほどうれしいことはありません。
●2冊併読によって、より一層理解が深ま り、自己を改善し、より人に好かれ、より人を好きになって「人間力」の更なる 向上が図られるでしょう。
●本書が喜ばれることになれば他の著書も相次いで復刻します。        

例:『人を知る法』『人を動かす法』『人の統率法』など
   
                  
 本名池田敏子。池田書店創業者。著述家。1904年山形県山形市で8人兄妹の長女として出生。高等小学校卒。一家で上京。向学心に燃え東京保母伝習所卒業。1929年高山菊次と結婚、5児を儲ける。
1935年教材社創業。高山晴州名で『人を知る法』などを執筆に加え、『葉隠』等のベストセラーを出版。1946年離婚後池田姓に戻り1949年池田書店創業。近藤信緒名で「教養書選シリーズ」として自著書を復刻、また新たな著作を開始。その後実用書へ転換「実用書の池田書店」として名声を築く。性に対する考え方を一変させた『性生活の知恵』(謝国権著)は420万部も売れその3割が女性読者。
 豪快で男性的な性格で大きな包容力あり。多くの著名な文人との親交もあった。趣味は日本舞踊・能・謡など多彩。1984年80歳で逝去。

以上