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『広報卓越者になる法』
日経新聞社幹部インタビューその1
2009年4月5日(日) NO.14
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「新任広報担当者に期待する」
Q1:ネット時代、これからの広報はどん な役割を担っているか
A1:企業の動向を社会に伝えるという基 本的な役割は今後も変わらないでし ょう。ただ、ネットの普及でニュー スリリースなどを消費者らが直接目 にする機会が増えると考えられま す。このため、より迅速な対応が求 められるほか、消費者ら市民により わかりやすく企業の動向、姿勢を伝 える必要性が高まるでしょう。
Q2:広報担当者に求められる資質とは
A2:まず事実を正確に把握する能力でし ょう。社内の情報を集められる情報 収集力も必要と思われます。
Q3:記者との付合い・コミュニケーショ ンについてのアドバイス
A3:企業と新聞社という単純な関係だけ では記者とのコミュニケーションは 成り立たないと思います。信頼関係 をつくることが大事でしょう。
Q4:どのようなプレスリリースが望まし いか。
A4:まず、事実関係(主語、日時、製品 なら仕様など)がはっきりしている ことでしょう。提携関係を結ぶとい うニュースリリースなら、どんな事 業をいつからどのような協力関係 で、といった事実関係が重要になり ます。その上で、事業の経緯や業界 のバックグラウンドがわかる資料が あればありがたいと思います。
Q5:プレスリリースはどの形で届くこと が望ましいか。その優先順位は?
A5:(1)FAX、(2)メール、
(3)郵送。
コメント;記者は外出しているケースが多 く、出張する場合もあるため、緊急 性がある場合はまずFAXでいただ けると誰かの目に触れやすいと思い ます。緊急の発表でない場合はメー ルで送っていただくと、写真などの データ管理がしやすくなるメリット があります。
【続く】