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『広報卓越者になる法』
今日のテーマ: スピーとと感性
2008年12月20日(土) NO.12
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スピーディ 臨機応変的確に
感性光るグローバルな人
ジャック・ウエルチは、GEの社員が勝利するための処方箋を三つの言葉に集約した。それは「三つのS」つまり、
Speedy スピード
Simple 単純さ
Self-Confident 自信
でその第一番目が「スピード」である。
「情報は、生もの」だ。ぼやぼやしていては腐ってしまう。並外れたスピードで勝負する人は強い。しかも臨機応変に対応する必要がある。変化を先取りし「変幻自在」で渦を巻き起こすくらいが望ましく、特に的確さが求められる。
ただし、すべて「お客様のために」がつく。「手前勝っての柔軟な人」は困る。
常にお客様第一主義で状況に応じて動き回れる人がもっとも適している。鋭い感性で状況を把握し、頭でっかちにならずに柔軟に対応できることは、社会からもメディアからも歓迎される。
柔軟が過ぎると、優柔不断になる。これなら、固い方がむしろいい。堅固ならもっといい。
実際にも、記者には、時には、断固申し上げなければならない時もある。そのためには、自分の意思をはっきりし、責任感をもって対応していく必要がある。しかし、
堅固はいいが、頑固はダメ。
口が固いのはいいが、人が固いのはダメ。
易の言葉に、
「至剛而至柔」=「至柔なる魂にして、初 めて真に至剛なるを得る」
とある。
卓越者たらんとする広報人は、真に剛に徹しようとしたら、すべからく柔に徹すべきであろう。
この柔軟の意味するところは更に広がりを持つ。つまり、これからは、グローバルマインドをもっていなければならない。
といっても単に国際的だというだけではない。広報卓越者に望まれる「グローバル」には、三つの意味がある。
* 地域間のグローバル・・・
国境を乗り越える(ボーダーレス)
* 時間のグローバル・・・
時差を乗り越える
* 空間のグローバル・・・
障害を乗り越える
このように、多方面において、グローバルでなければならない。
国際語としての「英語」は強い武器の一つであるが、それ以上に、英語習得を通じてグローバル感覚を身につけることが何よりも大切である。
IT時代における達人の素養として欠かせないものは、三次元を駆け巡る、限界のない人間になろうとする強い意志である。
「自分の世界の広さは
“心の広さ”に比例している」
(『小さな自分で一生を終わるな!』
ウエイン・ダイアー)
「美を感じるのは、
その人の“心の深さ”に比例する」
(『幸福者』武者小路実篤)