今日のテーマ:
人の心に火を灯す機は熟した     
2008年9月14日(日) NO.4
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「チャンス来た 価値統合で参入容易
    異分野・異業種・異系列」

かっての日本企業は、系列が重視され、購買方式は硬直的。また、規制に守られた業種も多く、異業種からの参入は困難でした。しかし、近年は規制緩和も進み、ITの発達や価格破壊により、規模の大小よりも優劣で競う優勝劣敗の時代となり、購買方式も見直され、オープンソース購買によって、高品質・低価格を満足すればどこから
でも購入できます。
その結果、異なった分野・業種あるいは系列への参入が容易になり、小さくても強い企業にとっては願ってもないビッグチャンスとなってきたのです。中小・ベンチャー企業の優れた技術と大企業の資本力とのアライアンスで市場を席巻することが、日常茶飯事のように起こっていますが、それは異なった優れた価値同士を統合していることに他なりません。

広報は社内情報コミュニケーション基地として、いろいろな情報の流通を司る立場にあるので、確かな筋からの情報でも、またたとえ噂でも、記者やその他第三者からの情報に鋭敏になり、その情報を適切か
つ適宜(タイムリー)にトップをはじめ関係者に伝達する役目があるのです。

集団の時代から個の時代へと変化、個人の能力・才能を発揮することによって組織全体が有機的に活動し、繁栄をもたらします。そこに、圧倒的な相乗効果を創り出すのが広報力。広報力向上は業績向上をも
たらすのです。

『ローマの金言』には
「機会は容易には与えられないが、
 容易に失われる」
とあります。

英国の著述家スマイルズは

「チャンスをとらえ、偶然を何かの目的に 利用していくところに成功の大きな秘密 が隠されている。
 独力で活路を切り拓こうとする人間に  は、それに相応しい好機が必ず与えられ る。手近にチャンスがなくとも、彼らは それを自力で生み出していくのだ」
          (『自助論』)

と激励しています。

広報卓越者たるものは、いかなる事態においてもポジティブにとらえ、クリエイティブな発想によって、多角度からマルチなアイデアを創出し、エネルギッシュにアクションを起こしていかなければなりません。
自らの言動が、周りの社員のお手本になり、渦巻きの中心になるように、小さな渦を起こしていく発火点になることです。

人の心に火を灯すことのできる人・・それが広報卓越者なのです。