人生は、日々変化する相手との
格闘故、なかなかマニュアル的対応とは最も程遠い。人生は一回の碁ともいい、布石からその後の展開まで無限にあると思えばどんな人生でも一つの人生。幸福とは本人が幸福と思えば幸福だ、と哲学者の箴言にある。
「誰でも自分自身にとって一番良いもの、一番大事なものは自分自身であり、一番良いこと、一番大事なことをしてくれるのも自分自身である。この一番良くて大事なものが多ければ多いほど、従って享楽の源泉が自分自身の内に得られれば得られる程それだけ幸福になる。だからアリストテレスは、幸福とは自ら足れりとする人のものである、と言っているのは全くその通りである」(ショウペンハウエル『幸福について』)
自分は自分だけの人生だ。大切にしよう。何ものにもかけがえのない自分だけの人生だ。
誰にも非難されるべきではない・・・。但し、自分が非難するべきだ。その自分批判精神を決して無くしてはならない。それが無くなると、独りよがり、傲慢、思いやりなし、不親切・・・と変貌する。自分を客観的に俯瞰する=観る心がけを忘れまい。要注意!