昨日16冊目の著作『小さな会社の広報・PRの仕事ができる本』(日本実業出版社)を完全脱稿、来る24日ころから全国主要書店に並びます。
著作にあたっての私の心構えは、常に
『読書について』(シュペンハウエル、岩波文庫)にある。例えば
○多量の思想を少量の言葉に収めよ
○著書は思想の複製品にほかならない。
○文体は精神の持つ顔つきである。それは肉体に備わる顔つき以上に、間違いようのない確かなものである。他人の文体を模倣するのは、仮面をつけるに等しい。仮面はいかに美しくてもたちまちそのつまらなさにやりきれなくなる。
○真理はそのままでもっとも美しく、簡潔に表現されていればいるほど、その与える感銘はいよいよ深い。
○著者たる者は、読者の時間と努力と忍耐力を浪費させてはならない。
○文体は美しさを思想から得る。思想を文体によって美しく飾ろうと思ってはならない。 等々
このことを自省しつつ、いつも書き、それを自問自答し、華美になっていないか? 飾りすぎる言葉を使い、オーバーな表現になっていないか? などをチェックするのです。
本書がその訓えを守って、自説=自分の信じているものを適切に表現しているかどうか? これは読者の評価を待たなければなりません。
本書が読者の期待通りかそれ以上であることを祈るばかりです。
山見博康