昔から「鵜のまねする烏、水に溺れる」と教えている通り、人まねで生きている人位あわれはものはない。人のする事は参考にはなってもそのまままねるのは馬鹿のすることだ。自分と人とはまるっきり違った人間だということを知らない人のすることだ。世界に数億数十億の人口がいても自分と言うものは、たった1人であること、だから世渡りの仕方も自分自身だけの工夫でなければうまくは行かない。
養老猛司さんは『バカの壁』にて、人間に個性はない!と喝破された。つまり、人間は生まれた時から、皆個性なので、元々個性などはないのだという。その通りだ。
我々は、三つの独で仕事をしたり言動したりするといい。三つの独とは、独自・独特・独創だ。英語で言えば、Only one, Unique, Original。こんな生き方をしようと思えば、面白い人生が追いかけてくるであろう。
その為には、誇りと自信を持つこと。それに少しばかり人と違うことに挑戦する勇気、思いっきりが必要かも知れない。
3つの切るも有用だ。
1.古いものを断ち切る
2.新しいものに踏み切る
3.合理的に割り切る
もう一つ付け加えるとすれば
4.最後までやり切る
これで三つの独に挑戦できるであろう。
アリストテレスは「人間の幸福は、自己の優れた能力を自由自在に発揮するにある」と訓えている。
これだったらやれるような気がする。
【山見博康】