誰しも心にもない事をついつい言ってしまうものです。特に心にもない事をよく言う人に限って相手の言葉だけはそのまま受け取って、あんな人だとは知らなかった、思わなかった、裏切られたなどと不平をならすものです。

しかも心にもない事を言わせる様に様々に水を向けるのもそう言う人たちです。相手を正直にさせたいと思うならば、正直に言えるように、自分の方からお膳立てをしなければなりません。相手の言葉と心の一致点をよく見抜く人、そういう人が処世の達人なのです。


人とのいさかいの大部分がいわゆるコミュニケーション不足からなるものと言っていいでしょう。ある内密の話でも第三者にしても差し支えないようなこともあります。しかし、実際にする時に、ちょっと前もって断ってから、別の人に伝えるということも誤解をなくす方策です。


解っているので他の人にも言っても差し支えない事、解っていても言ってはいけないこと、あの人にはいいがこの人には駄目なこと・・・。いろんな情報を一つ一つアクションをとる前に、ちょっと気を引き締めて考えてみましょう。

情報をまとめてみてはいけません。一つ一つの情報はそれぞれ生き物です。

情報に生命あり。

それぞれにその生き方や方向を尋ねつつ情報の出し入れ、連絡のタイミングなどを考える人はコミュニケーションの達人であり、世渡りの秘訣をわきまえた人です。


【山見博康】