「戦略経営とは何か。それは、リスクを伴う
起業家的な意思決定を行い、その実行に
必要な活動を体系的に組織し、それらの活動
の成果を期待したものと比較測定するという
連続したプロセスである」
(ドラッカー『マネジメント』)
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「経営戦略は、企業が将来目指す方向に沿って、
その実現のための具体的戦略を記す基本設計図
と言えましょう。会社を船とすれば、社長が船
長で、経営戦略とは船が目的地に向かう航路図
であります。
全社経営戦略とは、経営者と社員が一丸となっ
て推進・成就すべき指針なのです。
▼どんな思想・哲学で・・・企業ビジョン
▼どんな経営戦略で・・・作戦
▼どのように経営資源を配分し
・・・具体的実現方法
▼どのように達成するのか
・・・ロードマップ(工程表)
この全体をトップの指示のもとで、経営情報
全体を司ることです。
目標設定には、まず現状を分析把握し、自社の
ポジションを認識する必要があります。そこで
市場分析を通じて、企業の知名度はどうか、イ
メージはどうかなど実態を把握し、経営の目標
に沿った広報戦略を策定し、次のようにPDC
Aサイクルを回すのです。
■Analize:分析。
■Plan:目標設定
■Do:戦略実施
■Check:成果把握。目標達成度合い評価
■Act:評価結果をレビュー。次のサイクルへ
常に経営トップの意向を反映しつつ段階的に推
進し、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、
螺旋を描くように一周ごとにサイクルを上昇させ
て、継続的な戦略向上を図ります。
ドラッカーが言うようにその螺旋状の仕組み=
スパイラルアップによって戦略目標を効果的効率
的に実施できるのです。
私達はどんな場合も、何らかの形でこのプロセス
を行っているようです。
ある仕事を始める場合には当然ですが、旅行いく
時も、趣味の編み物を新しいやり方でやってみる
時にもこれをやっていることに気がつくでしょう。
物事は分解して考えられると、その成功へ向かう
精度も確率もかなり上昇するようです。
以前、セミナー案内3枚を3つ折りして封筒に
詰め、千通ほど発送する作業を一人でやっていた
ことがあります。その時も3つに折る前から
のプロセスを分解して、その一つ一つの工程を
いかに効率よく流れるかを細分化して考えた結果
飛躍的に時間当たりの効率が上がったものです。
効率化の本質はおそらく変わらないものでしょう。
「事を慮るは周詳(しゅうしょう)ならんと欲し、
事を処するは易簡ならんことを欲す」
(佐藤一斎『言志四録』)
(物事を考える場合は周到綿密なることが必要だ。
一旦考えが決まってからは、これを行うには、
手軽に片付けることが必要だ)
【山見博康】