「御釈迦様でもイチローでも知らないものは買えない。

  買っていただけないのは、報せる努力が足りない

  のだ。

  お客様が知らない企業・商品は存在しない。

  広く報せることは、経営である:

       (山見博康語録より)

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今日はビッグサイトで開催された

「プレミアムインセンティブショー」において11時より

1時間半専門セミナー講師務めました。

テーマは「広報知らねば、マーケティング活動は成功

しない。その本質を知り、SPに役立てるヒントとはー

というもので、50人位の受講者ほとんどが広告や

マーケティング担当の方でした。


いつもの通り、レジュメは図解シリーズから抜粋した

絵解きで、穴埋め式にし、広報の本質からコトラー

をはじめとしたマーケティング理論とその広報との

つながりなど、私の考える具体的なマーケティング

、販促に役立つ方法を講義しました。


私は先生ではなく、先輩だ!と断って、びしびし厳しい

ことを話したのですが、誰ひとり眠らず、怒って帰る人

もいなくて結構役に立ったのではないかと、手前味噌

ながら思っています。


どんな仕事にも大義があります。どんな仕事に直面

してもその仕事の真の目的を見出し、そこに自分し

かできない何かを注入すること、何か独創的なもの

を付加することを心がける。そこに自分が存在する

意義があるのです。さもなければ、誰でもいい仕事

というよりも、言われたままを行う作業しかしていな

いことです。それは貴方の仕事ではありません。


また、販売の感覚を持てない人、更には戦いの

強い気持ちを持たない人には、重要な仕事を任せ

るわけにはいきません。

何事にも「情熱費」=Passion Feeを払うことです。

情熱費には収入の多寡や役職の上下は無関係、

誰にでも出せるもの。しかも、もっといいことに、

汲めども尽きることのない自分の内なる財宝です。

その気になれさえすれば、無限に豊富に芳醇に

いつでもどこでも自らの意志で出せるものなのです。

これが真に自分のものです。

ダイヤやブランドものなどは、いわば借り物!

ショウペンハウエル先生によれば、それらは

「付着物」に過ぎないと明快です。

真に自分のもので勝負しましょう。


というような檄を飛ばした後、・・・・

    

午後13時日本実業出版社訪問、執筆中の

 『広報・PRの基本』初校ゲラを受取り、感激しました。

これから数日は校正に没頭し、4月29日店頭に並ぶ

ようにしたく存じます。

表紙は白に赤。カンパニーカラーが赤なので、偶然

とはいえ、うれしいものです。


推薦者には通常では予想できないお方に了解を

いただいており、皆さんの驚きが楽しみです。

2005年はカルロスゴーンさん、2008年には

出井伸之さんですが、今回のお方も同様に著名

かつ時の人でもあります。


諸般感謝を込めて、皆様のご期待の添えるような

現場育ちの人間として手に取るように解り、又、

実務的に即刻役に立つ著作を目指します。


  「気は強く、決心堅く慾薄く

   心は細く肝は太かれ」   

             (新渡戸稲造)


                   【山見博康】