昨年から、特許庁に商標登録申請していた「バリューインテグレーター」が去る2月2日付けで取得でき、この程認可書を受領して喜んでいます。これで私しか使用できなくなったのです。

 02年独立して今の会社をつくる時に「What am I?」を簡潔に表す言葉は何かを探したのです。そして、自分の過去を振り返り、自分のやって来たことの本質を自省すると、結局「価値と価値の統合」だったのです。そこに自分の独創力の発揮できる余地があろうと想ったのです。

Think! すれば、人類誕生から今日に至るまで、人は動物より遥かに高度な頭脳を駆使、多種多様の価値を工夫し組合わせ、新しいものを創造し、発展させてきました。「鉄」は、鉄鉱石と石炭を添加物と一緒に炉で溶かして生産します。「料理」は、数十種類の海の幸・山の幸を吟味し、調合・調理して作ります。「自動車」は選別した何千種類にも上る部品を的確に組合せて製造します。

 つきつめると、太古の昔から、人類はそれぞれの価値(バリュー)を統合(インテグレート)することによって発展してきたと言えます。生活の改善も、技術の革新も、企業の拡大もどの分野においても、バリューインテグレーションがその発展の源流にあるのです。弁証法的発展形態では、「正」に対し相「反」するものが現れ、そして高次元の統一つまり「合」が産まれるという「正―反―合」のスパイラル型です。しかし“価値統合的発展”はそれに留まらないものです。四方八方、縦横無尽、そのバリューが見出せれば、それらを独創的にインテグレートし、最適に組合せることによって、まったく異次元の創造が期待できるのです。つまり、“いつでもどこでもどこからも誰にでも”のユビキタス時代における発展形態は、このバリューインテグレーションに他ならないのです。ユビキタス時代に勝ち残るためには、どんな商品サービスも、どの職業や業種も、また、どこの国・地域においても、いかに優れた価値を見出し、他社よりも早くアクセスし、それを自社の技術や商品・サービス価値といかに独創的統合を図るか?というバリューインテグレーションが勝負となります。


 私は唯一人のバリューインテグレーター(価値統合家)です。「あらゆるものに価値を見出し、独創的に統合し、革新的ビジネスを創り出す」ことが仕事なのです。97年神戸製鋼デュッセルドルフ事務所長から横浜のスーパーカー商業化ベンチャー企業に志願して出向させてもらいました。その夢のようなプロジェクトは、日独伊3カ国の企業がそれぞれ喜ばしい将来があるというような統合型プロジェクトでした。どのような技術開発も、営業も購買もどんな部署も仕事も人もすべてバリューインテグレーションに他なりません。私たちの日常の仕事は、それの組合せに仕事がある感じですね。


  これからは、マクロから見ても息の永いバリューインテグレーションを実践すべく頑張っていく所存です。バリューインテグレーションの的確さと独創性それに迅速さ(臨機応変さ)が重要になってきることでしょう。                       【山見博康】