今年の春先に年1回の定期検診で乳がんが見つかりました。
勤め先の都合で毎年6月に行っていた健康診断が今年から4月になったため、結果的に10ケ月で早期発見できたことになりますが、診断を受けたときは狐につままれた感じでした。
診断にあたったお医者さまもご自分が10ケ月前に見逃していたのではないかと、私の前で目を凝らして画像を見くらべ、検証してくださいましたが、10ケ月まえの同じ場所にはひとつとしてがん細胞の作りだす石灰化の白い点は散在していなかったのです。
今改めて思うことは、健康だと信じ、日々を暮らし、念のため定期的に検査まで受けている、そんな人間の体内にもこうしてがん細胞がひそみ、静かに活動してることがあり得るんだということです。油断は禁物です。
お医者さまのお話ですと、私が患った乳がんのタイプはとても進行の早いもので10ケ月前にはひとつも見えなかったがん細胞の活動の証拠である石灰化現象が乳管をつたってひろく広がりって点在してみえるのですぐに手術が必要とのことでした。
診断後1ケ月で手術、ステージ1でリンパ節転移はみとめられませんでしたが、手術前の予定よりも広範囲の部分切除となりました。その後の放射線治療、抗がん剤治療と健康だったはずの私の生活は一変してしまいました。
体調が大きく崩れることはないまでも、健康に対する不安な心持は今までの人生で経験したことがないものです。これから10年以上に渡ってがんと向き合っていかなくてはならないとのお医者さまのお話を自分なりに受け入れつつ、毎日を大切に、ていねいに過ごしていかなければならないなと考えています。
病気になってみて気がつくことはいろいろありますが、どんな人も病気になる可能性はあるので、その状況に備えてできる日頃からの準備、ーー具体的には定期健診を欠かさないことや充実した医療保険への加入や見直し、信頼できる病院やお医者さま探し、とんなときも力になってくれる家族や友人との絆づくり等々ーーは怠らずにやっておくべきだということです。ある程度の備えさえあれば、つらい状況に陥っても、少なからず気持ちの支えになることは間違いないと思います。