子どもがもつ“自分力”とは?【アラフィフ不登校ママの気づき】
子どもが不登校になると、ママの気持ちはとても揺れますよね。
「どうして?」
「これからどうなるの?」
と不安になったり、ふとした瞬間に涙が出たり…。
そんな気持ちを抱えながら、外では何事もないように振る舞うのも、本当にしんどい。
でも、今振り返ってみると、
不登校の子どもたちは、とてもすごい力を持っていたんだと気づきました。
今日は、そんなお話をしたいと思います。
子どもが不登校になったとき、ママが感じること
子どもが不登校になると、本当に大変です。
何が大変かと言うと、今までの生活がガラッと変わってしまう。
子どもが学校へ行かないから、お昼ごはんどうしよう?
(お願い!給食だけ食べてきて~)
近所には、うちの子が学校へ行っていないこと知られたくない…
子どものこと考えたら、無茶苦茶落ち込んでいるのに、外では何事もなく元気な私を装う。
この子のおかげで、私はしんどい…、本当に疲れる…
子供が学校へ行ってくれるって、すごい楽だった。
(こんなこと言うと、母親失格と言われるかもしれないけど、子供が不登校になったときの気持ち)
不登校を乗り越えて気づいた子どもの“すごい力”
子どもの不登校が回復して思うことは、
不登校の子どもって、“すごい力を持ってる!”
子どもも不登校になって、ものすごく苦しい思いをしているけど、『学校へ行かない』という選択をしたこと。
嫌なことを”嫌”って、自分の気持ちを大切にした行動ができることは、素晴らしくないですか?
私だったら、嫌々やっていることが多い。
だって、人に何を言われるか分からないし、誰かに怒られるかもしれないし…
周りに合わせて、空気を読んでやっている。
私は、人の目がすごく気になるタイプでした。
いわゆる『他人軸』で生きていました。
『他人軸』で生きていると、人に気を遣って、嫌な思いをしないようにしているから、とってもしんどい。
なぜ他人の目が気になるのかは、こちらの記事に詳しく書いています。
自分のやりたいことよりも、他人の目。
どこまで良い人になりたいねん!って一人ツッコミしながら…
そして、イライラして子どもに当たってしまう。
このイライラは、嫌と言えない自分への“怒り”なのです。
“他人軸”から“自分軸”へ!子どもが教えてくれたもの
そう考えると、不登校で『学校へ行かない』と実行している子どもは、素晴らしい!
お母さんに口うるさく言われても、
友達から学校来いよ!と誘われても、
どんなことがあっても揺るがないってスゴイ!
ある意味、これが『自分軸』?
いや『自分力』です!
不登校の子どもは、不登校になるまで『他人軸』で生きていたと思うんです。
(親と同じように)
友達に気を遣い、空気を読んで、集団行動はちゃんとしないと!と。
でも、糸がプツンっと切れたんです。
「もう他人軸はイヤッ!」って。
身体を張って、親にも学校にもすべてに抵抗している。
その様に考えると、本当は私もすべてに抵抗したかったのかもしれない…
嫌なことは嫌と言いたかった。
嫌なことはしたくなかった。
だから、子どもは親に『他人軸』ではなく、『自分軸』で生きることを教えてくれたように思います。
『「母と子」という病』という本で高橋和巳先生は、
「人から、どう思われようとも気にしない」と強がりではなく、人への愛情で言えるようになると、自由になれる
と書かれています。
人からどのように思われるかは、まだ気にするときはあるけど、もっと自由に生きていきたい。
「子どもにも自由な人生を歩んでもらいたい。」と感じました。
子どもが「自分の気持ちを大切にすること」を教えてくれたことで、私も少しずつ自由になれている気がします。
きっと、あなたの子どももすごい力を持っています。
そして、それに気づけるママもまた、すごい力を持っているんだと思います。
大丈夫。少しずつ、一緒に歩んでいきましょうね。
応援しています。
関連記事
vol.1
vol.2
vol.3
vol.4
vol.5
vol.6
vol.7
vol.8
vol.9
vol.10
vol.11
vol.12






















