2012年9月22日 今朝はとても涼しい。
これから秋にかけ空気が澄み、流れ星もきれいに見える。
清少納言の枕草子に、流れ星について書かれている。
『星はすばる。 ひこぼし。 ゆうづつ。 よばひ星、
すこしおかし。 尾だになからましかばまいて。』
<意味>
星といえば、まずはすばるがよい。彦星や宵の明星もいい。
流れ星も興味深い。でも尾がなければもっといいのに。
「よばひ星」の「よばふ」は「ずっと呼びかけ続ける」という意味の言葉で、
平安時代には「夜,男の人が好きな女の人の所へ,人にかくれて会いに行く」
という意味もあったのです。
そして、流れ星は恋しい恋しいと思い続けた結果、魂だけがぬけ出して、好き
な人のところへ会いに行く姿に例えられていました。
と、流れ星に恋の思いを馳せた。
流れ星についてNHKで次のような放送があった。
以下、「宇宙の渚」 第3集(2012年6月17日)より、
流れ星に願いを掛けるのは、日本だけでなく世界中で行われている。
どのあたりで、流れ星は光っているのか?
高さ80Km~120Kmで一瞬輝く
では、流れ星の大きさはどれくらい?
野球ボールの大きさ?
とんでもない!
流れ星の明るさ-1.7等級で0.6mmととても小さな星の屑
その星屑が秒速数kmから数十kmで大気と衝突して空気の分子がプラズマ化して光るという。
以上、NHK「宇宙の渚」 第3集より引用
流れ星を見つけるために、夜空を仰いでじっと見つめていた小さい頃を思い出す。
その頃は、星に願いをかけるだけの関わりしかなかった。
ところが、人が宇宙に飛び出したお陰で、
「宇宙の渚」でいろんなイベントあることが分かってきた。
スプライトやオーロラ、流れ星、そして生命の起源まで解明されるかも知れない。
流れ星が、生命の起源?
遠い宇宙で作られた有機物が宇宙から降り注ぎ、海で生命となり人間へと進化
毎年、星屑が3万トンも地球に降り注いでいるという。
流れ星が生命誕生の起源(仮説)だったとは驚き!
この生命の不思議さ。
人類が星に願いを掛けたのは、単なるロマンチストでなく、
生命の起源となった遠い宇宙に故郷を見出しているのかもしれない。
生命の誕生から、これからどこに向かおうとしているのか?
50年前の小学生の頃、星空を眺め流れ星を見つけては願いを託したころ、
生命の起源は流れ星にあったとは人類は知らなかった。
今は知る由もない人類の向かう方向。50年後には明らかになっているのかも知れない。