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No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

ファンタジー。ポエム。
そういうノリが、加速度を増しつづける社会である。

 

『頑張れば何とかなる論』もまた、その代表の一つだと思うのだが、そんな単純なものじゃない。

 

いや、努力を否定するわけではないのだが、『そんなの単なる無責任論でしょ』だって多々紛れているわけだ。キミの思うまま好きにやれ的な。(その後は、知ったこっちゃないけれど的に)

 

『夢を持て論』も、首相が掲げた『日本を取り戻す』もそうだと思う。それよりも『自分を取り戻す』方が、よっぽど大事だと思うわけで。(一億総活躍社会も同じ匂いがするしな)

 

いずれにしても、誰もケツを拭いてはくれないことを忘れてはならない。さらには、これら勢力が台頭し一般論化するとは、怖い社会でもあると思うのだ。

 

(とはいえ、悲観し、嘆いているのではない。楽しみ事も多々あるわけで)

 

 

そういえば。
先日、ヒルトン大阪の『THE IN PLACE』というラウンジで打ち合わせがあった時のこと。

 

隣席では、いかにも意識高い系っぽい二人組が凄まじさを繰り広げていた。

それっぽいネタ、薀蓄の応酬。やたらに登場するヨコ文字にグローバルネタ。やけにロットのデカい話。しまいには、空海までも登場する次第で。

 

ようするに、オレの方がイケてるだろ的であり、ノマド信奉者でもあるのだが、引っ叩いてやりたい気分にもなった。足元を見よ、と。自分を取り戻せ、と。

 

とはいえ、これもまたファンタジー、ポエム化する社会の弊害的象徴の一つだと強く感じ入たのだった。


ふむ。取捨選択が大事なのだろうと思う。社会が全体主義化するほどに。自分が身を置く、いかなるコミュニティにおいても。

 

それには、善悪の区別、他人を理解する力、一般論や他人に流されない等が必要であり、それには教養がものを言う。

 

さらに付け加えるのならば、そう養い、絶対的基準を持ち、生き抜くことは、自分のためだけじゃない。身近な人や大切な人、関係者や他人のためでもあると思う次第だ。(その集合体が、社会であり国家なのだけれど)

 

さ。励もう。弛まなく。
そして、緩やかに傍観もし続けよう。この社会を。

過去好き。

ビジネスシーンとは、得てしてそういう特徴がある。

 

前回はこうした的な完コピ(そこに僅かなプラスα)。
みんなで成功(失敗)事例を共有(時間は流れているゆえ、ポイントがズレたりもする)。
データ検証(昨日までがデータベース)、諸々と。

 

ようするに、ある決まった枠組みの中で思考や発想を巡らせるという特徴だ。

 

ゆえに、毎回、同じような会議展開。やり取り、役割分担等にもなりやすい。(なので、やっても意味なし、時間の無駄的な意見も陰で挙がったりと)

 

さらには、業界各社も同じような取り組みになる。ほぼ同じ言葉を使う。人であれば異口同音的にもなる。

 

ふむ。なんかこう退屈ではないか。

 

(各社の違いが分かりづらい同質化にも繋がり、構造的な問題も生み出しやすいのだが)

 

一方、生活者(お客さん)だって、そうだ。
永遠と同じような風景を見せられるわけで、リピートする気が湧き起こらなくても何ら不思議ではない。

 

 

話はやや拡張するが、仕事全般に関しての相談を受ける時がある。

 

ここには、『面白み、やりがいに欠ける』という動機があったりもするのだが、自分で枠組みを変えてみたらどう。というお応えをする時も、まぁまぁある。(一概にそうお応えするわけではないけれども)

 

なんせ、そこには新しい世界があるわけで。わくわくするような楽しさも生まると思うのだ。

 

ふむ。仕事の中身とは、いくらでも変えられる。個人的にはそう思う次第である。

 

さ。明日を楽しもう。全速力で。

東京で初雪。
11月の観測は、54年ぶりらしい。さらに、積雪となれば史上初とのこと。

 

こういう時は、各交通事業関連の方、特に航空会社の方は大変だろうな。もし、羽田、成田発着の欠航、遅延となれば、それはもう、と。

 

さて、センス抜群な若手をどう育てるか問題に直面している。ポテンシャルがそれはもう規格外なゆえ、どうしたものかと。

 

セオリー論、一般論を持ち出したとしても、かえってその才能に蓋をしてしまいそうな気もするわけで、ふむ。凡人すぎるがゆえ、少々思案する的な。器量を試される的な。

 

 

さ。岡山遠征だ。そして、明日は京都、神戸へと。
移動時間も大事にしながら頑張りましょうかね。楽しく。全速力で。